誰でもAirPlay(的なもの)が可能になる、Miracastって何?

誰でもAirPlay(的なもの)が可能になる、Miracastって何? 1

アップルユーザーじゃなくてもOK!

アップルのAirPlayを使うと、動画とか音楽を、たとえばiPhoneからスピーカーとかApple TVに送って再生できます。そんなAirPlay的な使い方がアップル製品じゃなくても可能になる、Miracastという規格が発表されました。

どんなものなんでしょうか?

それはAirPlayみたいなもの

AirPlayはアップルの技術で、ふたつのデバイスを相互に接続させ、動画や音楽、その他のメディアをストリーミングできるようにするものです。Miracastもできることは同じで、ただアップルの技術ではないだけです。Miracastでは、デバイス同士はWi-Fi Directという既存のWi-Fi上でのP2P通信規格の上で通信します。そしてAirPlayとは違って、ブランドとかプラットフォームをまたぐことができます。なので、サムスンのスマートフォンに入っている動画をLGのテレビで見る、というような使い方ができるようになります。

既存技術より改善

Wi-Fiストリーミングの従来の技術、たとえばIntelのWiDi(ワイヤレス・ディスプレイ)の初期とは違い、Miracastではフル1080pでのストリーミングが可能になっています。また従来はストリーミングできなかった、DVDなどのDRM付きのメディアも扱うこともできます。さらにフォーマットとかコーデックとかも気にする必要なく、ただボタンを押すだけで使えます。

主要チップメーカーもサポート

QualcommとかNvidiaテキサスインスツルメンツもMiracastをサポートする予定で、つまりたとえばNvidiaのTegra 3を搭載した電話でも使えるようになるということです。今後は、ほぼすべての電話・タブレットでサポートされて、機種変更する際にもMiracast対応のものを探すのに苦労する必要がなくなっていくものと思われます。

メジャーなガジェットにも搭載・予定

サムスンは、AllShare CastというMiracastベースの機能をGalaxy S IIIなどに導入済みです。サムスンのGalaxy S IIIとかTVとかが、業界の他のプレイヤーも巻き込んでいくんじゃないでしょうか。

これから広がっていきます

今週、Wi-Fi AllianceがMiracastの認定プロセスとともに、サムスンのGalaxy S IIIとEcho-P Series TV、LGのOptimus Gはすでに認定済みであることを発表しました。現在テスト中・認定プロセス中の端末は他にもあり、それらは早ければ年末商戦に、遅いものでも来年初頭には認定を受けられそうです。

アップルのエコシステムに入っていない人でも、手軽にAirPlay的なものが楽しめるようになる日がもうすぐやって来ます。

Kyle Wagner(原文/miho)