ストリーミングがCDより地球に悪くなる境目

ストリーミングがCDより地球に悪くなる境目 1

音楽もTVも映画もストリーミング化が進んでますけど、あれって便利だけど電力かかるので地球環境には良くないんじゃ? 

...という疑問に答えを探すべく英国のMusic Tankが調査を行ってみたら、大体12曲入りアルバム27回ダウンロードで物理的CD1枚に相当するエネルギー消費になることが判明しました。

BACH Technology AS共同創業者ダグフィン・バッハ(Dagfinn Bach)氏がまとめた報告書には、こうあります。

圧縮しないで楽曲12曲をストーミング(ダウンロード)すると、ひとり27回ダウンロードするだけで、12曲入りアルバムのCD1枚を製造・配送するのに匹敵するエネルギー消費量となる。

幸い中にはSpotifyみたいに、ローカルにキャッシュできるストリーミングサービスもあって、それだったら同じ曲を何度も何度もストリーミングしなくて済むので、環境にもやさしいんですけどね。

ニールセンが最近行った調査では、アメリカのティーンのうち、64%の子がYouTubeで楽曲を聴いており、YouTubeが今や一番の音源。このYouTube、2010年には世界電力消費量の約0.1%を占めていたんですが、このままいけば2013年には1%に達する、と報告書では予想してます。また、2027年までにはデータのトラフィックが1ヨッタバイトに達し、なんと2010年の地球全体の電力消費量の5分の1以上必要になる、とも書いてます。

こうしたストリーミング化に伴う電力消費量増加の問題にどう対処すればいいのか?

報告書では、ムーアの法則のまま技術が進化すれば、史上録音された全楽曲保存できる1ペタバイトのドライブの値段ももうじき100ドルまで落ちるだろうから、それを全ユーザーに配って、遠隔サーバーベースのプレイヤーも使えるようにすれば地球資源枯渇も先延ばしできるだろう、となかなか奇抜な提言をしてますよ。納得?

まあ、せめて同じアルバム30回も聴くんならローカルか外付けディスクに保存するかCD買っちゃう方が節電にはなるみたいだよってことで。

[Music Tank via Paid Content]

Jamie Condliffe(原文/satomi)