iPhone 5の詳細インプレッション、米Gizmodoから届きました!

軽い、速い!

日本のギズモード編集部からはすでにiPhone 5ファーストインプレッションをお伝えしましたが、ニューヨークの米Gizmodo編集部も日本より時差分遅れてiPhone 5を手に入れました。その印象、良かった点、残念な点、などなど、以下ビドル記者のレポートです。

見た感じ

・iPhone 5、少なくとも黒モデルに関しては、アップルが作った中で一番かっこいい電話じゃないでしょうか。もちろん、「iPhone 4Sが長くなっただけ」と見ることもできます。それでもやっぱり、自分的にも周りの人的にも、「おっ」と思うような違いがあります。

マットなアルミになった背面パネルが非常に美しくて、リーク画像とかアップルのキーノートでそうなることは知っていたものの、実物の方がやはりかっこいいです。感触も良いですし、またiPhone 4/4Sでは問題だった壊れやすさに関しても、おそらく改善要因になると思われます。

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・単に意匠的なことですが、マットになった側面、それにあわせたダークなボタンは、メタリックだったiPhone 4や4Sからのナイスな変更点だと思います。

大きくなったスピーカーホールは、見た目という意味では美しくありません。

指紋の付き具合は、マットな背面では目立たなくなりましたが、スクリーンは前と同じくらいです

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持った感じ

・軽いです。はっとするくらい軽いです。iPhone 5の羽のような軽さは、もしかしたら見た目のデザイン変更以上に大きなことかもしれません。まるで持っていないかのように...とまではいかないものの、これ以上軽いとオモチャっぽく感じるくらい軽いんです。

・4インチのスクリーンは、人間工学的に負担には感じません。全然。親指でスクリーンの上の方をスワイプするのも全く問題ありません

・iPhone 5のデザイン上一番大事だと思われるのは、片手で使える電話だということです。そしてそれは素晴らしいことです。両親指で使うのがよければそれでもいいんですが、片手の方が何かとずっと早いです。

・バイブレーションは、従来と同じです。

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使用感

ニューヨークでのAT&TのLTEの速度はすごいです。何十個もアプリを同時にダウンロードしても大丈夫でした。

・アプリは、ネイティブのものもサードパーティのものも立ち上がりが早いですが、新しいプロセッサがキラーになるほどではないです。早いけれども一瞬、と言えるほどじゃありません。が、たしかに以前よりは早くなっています。

・新しい高解像度ディスプレイに最適化されていないアプリは、チープに感じられます。1年かそれ以上も使ってきたアプリを立ち上げたときにスクリーンに余白ができてしまうのは、ちょっとイラっときます。機能的には問題なくても、せっかく買った美しいスマートフォンに黒いバーが出ていると萎えます。これがデザイン的にはもっとも残念なことですね...。メジャーなアプリはそのうち対応するんでしょうが、昔のお気に入りで今は開発終了しているものは、現状のレターボックスサイズ状態のままになってしまうのでしょう。

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カメラのシャッターは間違いなく速くなりましたが、カメラアプリの立ち上がりはまだ一瞬でとはいきません。それでも、ボタンを押すとほぼ同時にシャッターは切れて、タイムラグはありません。

・ビルトインスピーカーの音質・音量には特に変化なしです。

iMessagesはほとんど一瞬で飛んで行きます。ありがとうLTE!

その他、機能ごとに

・画質

iPhone 5と、これまでのスマートフォンでは最良画質と思われるHTC One Xを並べて比較してみたところ、ほとんど差がわかりませんでした。iPhone 5の方がサイズが小さいので、よりシャープです。

・Lightningコネクタ

既存のアクセサリとの互換性問題は置いておくと、新しいケーブルは改善と言えます。そして本当に小さいです。コネクタを挿し込むときに必要な力加減も適切だし、リバーシブルで「あ、裏返しだった」ってことにならないのもグッドデザインです。それ以外は従来通り、同期作業は今までと変わりません。ただ逆に、以前の30ピンコネクタにはあったカチっと「はまったな」という感覚がなくなりました

それにしても、なんでこれはThunderboltなり、USB 3じゃなかったんでしょうね...?

・アップルのマップ

そう、たしかにGoogleマップと比べると見劣りします。でも僕らはこのマップとターン・バイ・ターンナビゲーションを使って、ニューヨークからちょっと離れた場所のAT&Tの店舗からニューヨーク市内に問題なく戻ってくることができました。そしてLTEのおかげで、ルートが読み込まれる時間も非常に短いです。

3Dマップ機能は、iPhone 5だとよりスムースです。ただ、画像の読み込みはそれでも遅いです。

・底面に付いたヘッドフォンジャック

これは僕的には気に入っている部分もあるんですが、ヘッドフォンジャックが上面から底面に移動したことで、ちょっと不便な点もあります。ヘッドフォンを差した状態でポケットに入れると上下さかさま状態になるので、取り出してたとえばボリューム調整などの操作をするのが少しやりにくいです。それからコードが下側にあることで、指での操作にも多少じゃまかもしれません。

・アプリの立ち上がりスピード

アプリの中には本当に一瞬で立ち上がるものもありますが、立ち上がりスピードはもちろんアプリごとに違います。

・カメラのパノラマモード

反応も早いし、ほぼまったく問題ありません。スクリーンが大きくなり、画像間のナビゲートもより楽しくなりました。

・動画閲覧

ワイドスクリーンの動画アプリってどこにあるでしょうね? ワイドスクリーンのiPhoneで観る動画の素晴らしさをお伝え...したいんですが、VimeoもYouTubeもワイドスクリーン向けにはなっていません。今のこのレターボックス状態は残念です。

・EarPods

以前の記事にも書いていますが、これはジャンクです。使わなくていいと思います。前のイヤフォンよりかすかにフィットが改善しましたが、無料で付いてくるもののレベルという意味では変わっていません。

・通話品質

iPhone 5は、GSMでもCDMAでも、iPhone 4Sより通話品質が高くなっています。CDMAの方がよりソフトでリッチな音質で、GSMは相対的にクリアでなく、音が強い感じがします。聞こえ具合という意味では、AT&T(GSM)のiPhone 5の方が全体的にVerizon(CDMA)のものより良く、どちらもiPhone 4Sよりずっと音質が良くなっていました。ちょっと不思議だったのは、Sprint(CDMA)のiPhone 4SがAT&T、VerizonどちらのiPhone 5と比べてもノイズキャンセリング機能が優れていたことです。どれも全体的に問題なかったんですが、SprintのiPhone 4Sが、どういうわけだか一番相手の言葉を聞き取りやすかったんです。

Sam Biddle(原文/miho)