最新学説が火星に海があったということを否定

最新学説が火星に海があったということを否定 1

かつて火星には水があった! という研究は沢山あります。(ギズモードでも今年の2月にこんな記事を書いています。)だから火星人の可能性に期待できるわけです。

でも最新の研究ではまた違った見解がでてきました。火星に水があったという根拠になった粘土ですが、水によるものではなく溶岩によるものではないかというモノです。そうだとすると、火星に生物がいる(いた)可能性は低くなります。

以前は、火星の粘土地層は土壌が貯留水により相互作用してできた、あるいは熱水孔から吹き出した水によってできたと考えられていました。いずれにしても火星に水が大量に存在したと思われていたわけです。

しかし最新の隕石分析から、この粘土は水分を豊富に含んだ溶岩が冷やされた時にできたものであるという可能性がでてきました。この説を補強するために仏ポワティエ大学の研究者らが、ムルロア環礁(仏領ポリネシアの島)で採取した溶岩と火星の粘土の成分を比較したところ、かなりよく一致したそうです。

また、火星の粘土層が何百メートルもの厚さであるということも、粘土が水との相互作用によってではなく、溶岩によってできたものであるという新しい学説を補強しています。この研究はNature Geoscienceに掲載されています。もちろん、これは火星に水が全くなかったということを示しているわけではありません。ただ考えられていた程、生命が繁殖できる場所でなかったという可能性を示しています。

なんかちょっと残念です。Curiosityが何か見つけてくれるといいな。なんとなく、火星に生物がいてくれた方が嬉しいので。

[Nature via New Scientist] Image by NASA

Jamie Condliffe(原文/mio)