近視の進行がとまるコンタクトレンズが登場間近?

近視の進行がとまるコンタクトレンズが登場間近? 1

夜につけると昼の視力が直るコンタクトじゃないですよ、視力が悪くならないコンタクト。目に装着するだけで子どもの近視の進行が止まるニュータイプの視力矯正コンタクトが近々現れそうです!

今やアメリカでは4割以上、アジア一部地域では9割近い子が近視。年齢が上がるにつれ近視は進むので余計に厄介です。

(軸性)近視は目が奥に長すぎると起こる症状です。角膜から網膜まで距離があり過ぎて、遠くの物が網膜で像を結びづらくなるんですね。しょうがないのでメガネやコンタクトをはめて像を結ぶようにしてるわけですが、これをやると周辺網膜に若干の遠視が生じてしまうのだとか...。子どもが大きくなるにしたがい、目は光が像を結ぶところに網膜が移動するように成長していくので、ますます角膜から網膜が離れていって近視が進行しちゃう、というジレンマがあるのです。

ここに目をつけたニューヨーク州立大学検眼学カレッジの生物医学博士デヴィッド・トリオロ(David Troilo)氏らが考案したのは、ずばり、目の成長を強制的に変えるコンタクトレンズ。周辺網膜で光が像を結ぶ仕方を変えてやり、それによって目が長くなるのを防ぐんですね。

実験用レンズでは1枚のレンズの中に強弱様々な度を埋め込んで使ってみました。レンズ全体の度を変えたり、度の強いところを外縁だけに限定してみたり。

すると研究班が予測した通りに目の成長の仕方を望ましい方向に変え、(角膜と網膜の距離の)伸長を止め、近視を食い止めることが可能なことがわかったのです。成果はNY州ロチェスターで今月14日開かれる米国光学会(Optical Society of America=OSA)の年次学会で発表の予定。

研究班では実用化デザインを既に作成中。子どもの近視の進行を食い止める眼科医の治療に役立つのでは、とトリオロ氏は話していますよ。ひゃー早くこい! 子どもが大きくならないうちに!

[PhysOrg via Geekosystem]

Image by maikel_nai under Creative Commons license

satomi(Jamie Condliffe/米版