ん? 水滴を真っ二つに割れる魔法のナイフ(動画)

科学は時として魔法と見分けがつかぬもの...アリゾナで「水を切ることができるナイフ」ができましたよ。

水滴が飛び散ることもなく、クリーンに、真っ二つ。

まるで紅海を割るモーセのようです(エジプト人は殺してないけど...)。

こんなナイフ、どうしたらできるの?

作ったのはアリゾナ州テンペにあるアリゾナ州立大学工科部化学・生物・材料工学助教授のアントニオ・ガルシア(Antonio García)博士率いるチーム。完璧にクリーンなバイオ分離が可能な新種の金属を探し求めている中で行き着いたものです。

刃の芯には厚さ0.020インチ(0.5mm)の亜鉛と鉛の薄板が複数枚入っています。鍛造が済んだら、アセトンとエタノールと脱イオン水(純水)で洗浄し、窒素で空気掘削。それから「10ナノモル濃度の硝酸銀の水溶液に約20秒漬け」、最後に魔法のエレメントを追加し、1ナノモル濃度の「HDFT」という物質の溶液に漬けました。

まったく魔法にしか思えないわけですが、この素材と製法はもしかしたら生体臨床医学の分野に革命をもたらすことになるやもしれません。体液中のタンパク質を「サテライト液滴形成抜きで(液体が飛び散らないで)」切り分けることができるわけですからね。生化学的液体の構成物質の分析も、従来より効率とスピードを上げることができそうです。

テストでは水滴をテフロン加工の面に落として、ワイヤーの輪っかで左右を固定して切り分けてみました。上の動画をご覧になるとおわかりのように実験は見事成功...です。どうして半分ってわかるんでしょうね??

[Plos One via El Mundo (In Spanish)]

Jesus Diaz(原文/satomi)