フェイスブック上の君ってリアルの君と違うよね

フェイスブック上の君ってリアルの君と違うよね 1

君がフェイスブックにあげた、夏に浜辺で豪華な夕食を食べている写真は面白かった。ロブスターの写真についていたコメント「またまた外でご飯中!」というジョークも最高だったよ。

別のおしゃれ写真には、ハーブ入りのポテト、 コーンブレッド、レモンのクシ切り、そして夕日によるフレアがかかったビールの瓶が映っている。丁度、クーラーから出したビールなんだろうね。隣にはすっごく魅力的で活動的な君の友人が映っている。彼は平日は何をしているんだろうか。僕たちのように電話をかけたり、ファイル整理に追われたりという地味な仕事をしている様子は想像できない。僕が1ヶ月で稼ぐお金を1日で稼いじゃうようなタイプに見える。

全く、フェイスブックで見る君の近況はウィットに富んでいるよ。僕の知っている君は、仕事終わりに僕を誘って飲みに行き、お金の話とか家族や会社の愚痴を言うことに熱中しているんだけどね。ウィットの効いた話はあまりしないかな。でもフェイスブックだと、ささいな文にも面白いことが書かれている。先週、君が書いたこの文みたいにね。

カーディーラーで、どうしてオプションに1万5000ドルも必要なのかを考えてみた。でも新しいインフィニティより劣ったものは運転したくないし。もしかすると前世、王族だったのかもしれない :)

この、フェイスブックの報告はなかなかのインパクトがある。でも、確か先週、君はロゼを1.5ガロン飲みながら、こう繰り返してなかったっけ?

もっと安いジムを探さないと、髪型にこんなにお金をかけてたらダメ、ケビンは最低、どうにかして節約しないと、ジャンなんか嫌いだ、なんか困乱してきちゃった、困乱。みんな、お先真っ暗よ。

それから、イライラしすぎて食べられないと言って、僕たちが前菜に頼んだハバネロにチーズとエビを入れたものも殆ど食べずにただワインを飲んでた。君はメキシコ人が嫌いだって言ってた。多分、2回か3回。言ったっていうより叫んでたって言った方がいいかもしれない。ウェイターに向かって、隣のテーブルの人に向かって、それから誰にでもなく宙に向かって。でもこれは、アルコールが言わせたことだと思っている。だってフェイスブック上の君は、フリートレードの支持とヒスパニック・アートの団体とヒスパニック料理の団体3つに「いいね!」をしているんだから。

フェイスブックのウォール写真を見ると、一体何がしたいのかよく分からないときもある。ワイオミングで5日間だらだらしたいとあったり、素敵な夕日があったり、週末には急に別の都市にいたり、レストランで素敵な食事を食べていたり、衝動買いをしてみたり。僕としてはそんなに旅行していて仕事辞めさせられないか、ちょっと心配だけど。

遠慮なく言わせてもらえば、現実の君は、お手頃価格のアルコールが好きで、初心者向けのゴージャスカーに乗っていて、情緒不安定慢性的な不安をかかえている。

でもフェイスブックバージョンの君は、魅力的なウェブサイトを延々と紹介している。スティーブ・ジョブズがスタンフォードで行ったスピーチやヒッピーのコミューンの理想など。ヒッピーの理想は今でも思い出すことができる。

人生は何か大きく永遠的なるものを賛美するものだ。それは共有された道であって、1人で旅するものではない。豊かさはお金や持ち物によってではなく、愛と経験によって評価される。

フェイスブックバージョンの君は、こんな人と知り合いになりたいって思う理想的な女性だよ。そして、もう現実の君に会わなくなりそうだね!

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フェイスブックだとちょっと盛っちゃう事ってありますよね。私も気をつけようと思います。

Image by Comical Concept

Dan Kennedy原文/mio)