コストで見るアマゾン&マイクロソフト戦略...売るごとに損するKindle Fire HDとがっつり儲けるSurface

20121105kindlefirehdbreakdown.jpg

血と汗の結晶がここに。

ネタ元のAllThingsDが解剖分析を依頼、その結果Kindle Fire HDの涙の奮闘記がわかりました。解剖してその部品のコストを調べてみると、なんと202ドルという結果に(※再調査で187ドルと多少下がりました)。

Kindle Fire HDの米国での販売価格は199ドル。つまり1台売ると3ドルの損。しかも、これは部品代だけの話。研究開発費用やマーケティング費用は入っていません。たとえ部品コストが再調査の187ドルでも、部品代を引いた1台の利益が12ドルならば、ここからその他の費用を引くとやはりマイナスになるでしょう。

アマゾンのジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)CEOが、「端末は制作費と同様の値段で売っている」と発言したことがありますがまさにその通り。つまり、端末を安く1台でも多く世に送り出して、コンテンツで利益をあげる作戦を徹底して行なっているのですね。

同様にマイクロソフトのSurfaceも解剖されております。米国販売価格499ドル(32GB:Touch Coverアクセサリなし)に対して、部品コストは271ドル。メイン使用部品は、Nvidia Tegra 3プロセッサチップとサムスンのメモリチップ。アナリストいわく、マイクロソフトは下位モデルユーザーが徐々に上位モデルへ移行、またはTouch Coverをアクセサリとして別途購入するのを期待しているのだろうと分析しています。ちなみに、Touch Coverは別売り販売価格が120ドルなのに対し部品コストは16ドル。

アマゾンとマイクロソフトの作戦の違いがはっきりとわかる結果となりました。

AllThingsD

そうこ(Brian Barrett 米版