iPhoneのロックスクリーンを緊急提案してみた

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たしかに、こんなことできたら良さそう!

iPhoneの使い心地って、どうでしょうか。気に入っているし、別に問題もないし...でも、「ここでこれが使えたらな」と思う部分はないでしょうか。

たとえばInstapaperを作ったマルコ・アーメント(Marco Arment)さんも、こんな風に書いています。

アップルは深刻な問題を抱えている。このソーシャルとかウェブサービスが統合されていく時代において、アップル製品はかつてのようにうまく機能しなくなっている。

The Tech Blockのブレント・キャズウェル(Brent Caswell)さんは、なかでもiPhoneのロックスクリーンに着目し、それを大きくリデザインするアイデアをまとめています。以下、キャズウェルさんによる提案です。

 

 

アップルがサードパーティアプリに対してiOSをもっと解放するとしたら、いろんなやり方が考えられます。たとえば、Siriとアプリのつながりはすごく表面的で、「Instapaperを立ち上げて」と言ったら起動する、その程度です。通知センターにはサードパーティのウィジェットも入れられません。もっと言えば、カレンダーアプリだってアイコンに表示できるのは日にちと曜日だけです。これらはすごく単純なことで、アップルがいまだにこれをデベロッパーに解放していないのは、僕にとってはもう不思議なくらいです。

でも単純じゃないのは、ロックスクリーンです。そこで、僕はロックスクリーンをもっと柔軟に、アプリに対してオープンに変更しつつ、現在ちゃんと動いているものもそのまま維持できる方法を考え始めました。そのアイデアを説明する前に、現状のロックスクリーンがどうなっているかを確認しましょう。

現状のロックスクリーン

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これが現状のロックスクリーンのワイヤーフレームです。上から順に、ステータスバー、トップバー、背景、ボトムバー(ロック解除のスライダーが左側、グラバーが右側)です。通常、ステータスバーはこのままの形で、トップバーには日付と時間、背景にはユーザー設定の壁紙、ボトムバーの左側には「ロック解除」機能、右側にはカメラアプリを立ち上げる機能が入っています。

でも、この通りじゃない場合もあります。たとえば電話が着信しているとき、ナビゲーションしているとき、音楽を聞いているとき、ボイスメモを録っているとき、通知がポップアップしているときは、通常のロックスクリーンでなく、そのとき重要なものが優先になります。しかし、サードパーティアプリからの通知が重要な場合もあるはずなのに、それらは日付と時間の後ろに隠れたままです。

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一部のアプリ、たとえばナイキのランニングアプリは、アプリ内に独自のロックスクリーンがあります。これで完全に問題が解決するわけではありませんが、アプリデベロッパーがいかにロックスクリーンへのアクセスを求めているかがわかる事例です。

で、僕は何を提案するかというと、ロックスクリーンを再構築することです。

ロックスクリーン・カード

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まず提案する新機能は、「ロックスクリーン・カード」と名づけたものです。基本的にこれはアプリとつながったちょっとした情報の板みたいなものです。ホームスクリーンのページをスライドする感覚で、カードをスライドして見ることができます。

カードを見ているときにホームボタンをダブルクリックすると、必要に応じて、カードに即したコントロール機能、または情報が出てきます。たとえば天気のカードを見ているときにホームボタンをダブルクリックすると、カードが展開して週間天気予報を表示するという具合です。

またオーディオ再生はiPhoneでは非常に重要な位置づけなので、日付と時刻のカードを展開すると、オーディオ再生コントロールが開くようにします。

ホームボタンをダブルクリックしても、全カードが一度に展開はしません。どちらかというとトグルのような感じです。なので、カードを次々開くにつれて、展開したカードは開いたままになるし、展開していないカードは閉じたままです。でも、iPhoneがいったんスリープ状態になって再度立ち上がったときは、全カードが閉じた状態に戻ります。

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カードはホームスクリーンのアイコンと同じように並べ替えができます。カードを長押しするとカードが振動して、任意の他のページにドラッグできるようになり、再度ホームボタンを押すと移動が確定します。同様に、カードをめくっているときにホームボタンを押すとメインのカードに戻ります。

カードの中には、他のカードよりも注目していなければならないものもあります。たとえば、ナビゲーションアプリを使っている最中は地図のナビゲーションカードが時刻と日付カードより前面に表示されます(そして地図を表示するために壁紙の場所も取られています)。またナイキのアプリを使って走り始めると、自分が走った距離、ペース、時間がランニングカードの中央前面に表示されます。同様のことが、ボイスメモを録音しているときとか、電話がかかってきているときにも起こります。

でも、時刻と日付カードがメインカードとして位置づけられた場合(ユーザーによって、またはアプリによって)にも、時刻はステータスバーに表示されます。また、アプリがカードをホームスクリーンに置く際には、ユーザーの許可を必要とします。これは、通知の表示にユーザーの許可が必要なのと同じことです。

グラバー

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2011年のiOSアップデートで、ロックスクリーンからカメラに素早くアクセスできるグラバーが追加されてすごく便利になりました。でも、グラバーのアイデアはもっと他のアプリにも展開出来ると思います。グラバーは他のアプリでも、ユーザーが設定した動作をする際に使えるべきです。

ではまず、「アプリの動作」とは何でしょうか?  基本的に、アプリで行う動作なら何でもありえます。Twitterの更新、Foursquareのチェックイン、Instagramで写真を加工、などなど。グラバーにユーザー自身が任意の機能を割り当てて、カスタマイズできるようにするんです。

何らかのアプリのカードが前面に来ているときは、グラバーもそのアプリ用のものに変わるようにします。なので、たとえばナビゲーションアプリで道案内中だったら、グラバーをスワイプするとナビゲーションアプリを直接開ける、という感じです。

さらに、iOS 6では電話の着信時にテキストメッセージで返すなどのオプションがプルアップで表示されます。他のアプリでも、同様のプルアップオプションが使えると良いかもしれません。たとえばSkypeでビデオ通話の着信を受けたときに、プルアップオプションを使って音声のみの通話を選択できる...という具合です。

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最後に:通知について

ロックスクリーンの構造は、情報の扱い方に沿って理解するのが大事です。ロックスクリーンに表示する全情報は、以下3つのカテゴリにまとめられます。

  • ライトな通知(Facebookの友達Bruce Wayneさんが、InstagramにBatmanとして登録しました。みたいなやつ)
  • ヘビーな通知(電話、FaceTime)
  • 一時的前面表示(ボイスメモ、ナビゲーション)


現状で、サードパーティアプリに可能なのは「ライトな通知」のみです。この点を変える必要があります。

SkypeやGoogle+のようなアプリは、電話やFaceTimeと同じレベルでロックスクリーンにアクセスできるべきです。そうしたとしても、ユーザーやプロセスの混乱にはつながらないはずです。実際、ユーザーはSkypeでの着信だとわかれば、着信がいつまでも続いても不思議には思わないはずです。

今のところ、僕が考えているのは以上です。

参考:Paul NechitaTeehan+LaxTheIntensePlayerPiconsTimothy J.Reynolds[Wallpaper]

Brent Caswell - The Tech Block(原文/miho)