アップルの「スティーブ・ジョブズ特許」に無効の仮決定

アップルの「スティーブ・ジョブズ特許」に無効の仮決定 1

サムスンとの特許訴訟、どうなる?

アップルは特許をたくさん持っています。スティーブ・ジョブズが持っていたものだけでも、313件もあります。

中でも「スティーブ・ジョブズ特許」とも呼ばれる特許(正式には米国特許番号7479949)があり、そこには「タッチスクリーンデバイス、手法、ヒューリスティクスを用いたコマンド決定のためのGUI」に関する20の請求範囲が含まれています。つまり、iPhoneやiPadにおけるマルチタッチに関する特許です。そんなアップルにとっての超重要な特許を米国特許商標庁(USPTO)が再審査した結果、全請求範囲に関して暫定的に却下されたのです。

 

 

この件について最初に報じたのは、ソフトウェア特許に関するブログFoss Patentsでした。アップルは今までこの特許を盾にいろんな会社を訴えてきたので、この暫定的判定がそのまま最終決定になってしまうと、アップルにとってかなり不利になるはずです。20ある請求範囲の一部が無効とされた場合でも、対サムスンなどアップルの抱える特許訴訟の行方にかなり影響が出るでしょう。しかし、もし逆に「やっぱり全部有効」という最終判決が出れば、特許商標庁の追加審査を通ったこの特許は今まで以上に強固なものになります。

アップルの特許が暫定無効になるのは、実はこれが初めてではありません。今年10月にも、バウンススクロールに関する特許(画面をスクロールし過ぎるとバウンドしてくる機能)で同じようなことが起きていて、まだ最終判断には至っていません。

アップルは当然、これらの重要特許を守るために最高の弁護士や法務関係者を投入してくるでしょうし、これまでも彼らの強さは証明されています。なので、今回一時無効になっている特許が永久に無効になるわけでは決してありません。でもそんな可能性もゼロではないということです。

FOSS PATENTS via Slashgear

Eric Limer(原文/miho)