2013年、マイクロソフト純正タブレット「Surface」が日本上陸&大ヒットする7つの条件

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早く使いたくってたまらないぜ!

2012年は新たなるOS「Windows 8」がリリースされたビッグイヤーでしたよねと振り返りたいところではありますが、ギズ読者の皆さまの周囲では、この新しいWindows 8ユーザーをよく見かけるよってくらいの評判になっていますでしょうか...。なんだか思ったほど新OSが大ヒットしてブームになっているわけではないような...。

ただ日本国内にいると不幸なのは、そもそもマイクロソフトがWindows 8の起爆剤の1つとして導入を狙ったとされる、話題のオリジナル開発のタブレット「Surface」が簡単には手に入らないという点もあるのではないでしょうか...。もしも、これから日本市場でもSurfaceが身近に使える環境になったら、Windows 8のリリース時に勝るとも劣らぬビッグヒットの波が訪れるのでは?

どうやらSurfaceの国内発売は必ずしも夢のまた夢というわけではないみたいですし、2013年は大いに期待してみたいところですけど、ただどうやら現状のまま日本上陸を果たしても、まだまだ「改善の余地」が多々あったりもするとのことですよ。Windows 8&Surfaceのタッグをゲットできる日を、今か今かと首を長くして待ちながら、ここでマイクロソフトに改良を望みたい成功の7つの条件をレビューしておくことにしましょう。ここをクリアーできさえすれば、アップルのiPadも驚くタブレット界へのビッグウェーブが、マイクロソフトのSurfaceによって起こること間違いなしですよ!

 

 

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1. キーボードカバーは標準装備にしてほしい

タブレット界で紛れもない王者として君臨しているアップルのiPadに対して「もしや後発のマイクロソフトのSurfaceのほうが優れているか?」と、あっと人々に期待を抱かせたのは、そのキーボードカバーとなる「Touch Cover」の存在が大きかったと思いますね。そもそも日本でも、タブレットながらキータイピングに優れたSurfaceを、必要とあらばパソコンのように使いこなしたいって待ち望んでいるギズ読者の皆さまも少なくないのでは?

ところが、いざSurfaceが米国で発売されてもブーイングの嵐となっているポイントの1つに、この肝心のTouch Coverはあくまでもオプションとして別購入を迫られることがあります。ただでさえ安くはないSurfaceを、プラス1万円近い出費でキーボードカバーを購入して初めて理想のタイピングスタイルが実現するという販売形態が取られているんですよね。おまけにブラック以外の洒落たカラフルなカラーでTouch Coverを購入するには、さらにプライスアップしたプラス119ドルの価格設定を承諾し、本体価格に1万円以上も余分のお金を払ってハードウェアキーボード環境を整えることになっちゃいます...。

ちなみにアップルはiPadの新モデルをリリースするごとに、例えば「発売後3日間で300万台を売り上げました!」というド派手な数字が公表されるのに対して、マイクロソフト期待のSurfaceは、リリースから3か月が経過しても60万台ほどを売り上げるのがやっとだなんて厳しい指摘も聞こえてきている始末ですね。ただもしもこれがキーボード付属のTouch Coverをセットにしても格段にiPadより安いんです! そんな大攻勢をかけて日本国内へと上陸してきたらいかがなものでしょうかね? うん、もう絶対にビッグヒット商品になる予感。

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2. どこでも買えるようにしてほしい

突然ですが、ギズ読者の皆さまは、アップルストアならぬマイクロソフトストアという存在のことをご存知でしょうか? 実は北米では、かなりマイクロソフトも力を入れいて、マイクロソフト新製品サービスの魅力を伝える、スタイリッシュな直営販売店の整備を進めてはいるのですが、そうは言ってもまだまだ決して多いとは言えない状況ですね。ところが、いろいろとCMなどでも話題になっているSurfaceに実際に触れてチェックしてみたいなぁと思っても、このマイクロソフトストアくらいでしか実機を目にする機会がないので、余計にSurfaceの売行きにもブレーキがかかってしまっているという指摘が出てきていますよ。

やっぱりiPadもiPhoneも、なんだかんだと周囲のいろいろなところで露出して目にする機会が増えてきて、それがより多くの人々の興味関心を高めて相乗効果でドシドシと売上げが伸びていくという構図をたどってきたようにも思えます。ですから、やはりSurfaceを本気で売り出したければ、家電量販店での販売は当然ながら、もっと思い切って、例えば、レストランやカフェチェーンにまで販売チャンネルを広げつつ、もうどこでも目にしたらそのまま買えちゃいますって大胆なスタイルで販売していったほうがいいと感じますよ。ちょっと日本では難しいのかもしれませんけどね...。

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3. もっと対応アプリの充実を図ってほしい

これはSurfaceのみならず、Windows 8を使っているすべての人が感じていることではないかとも思うんですけど、あの斬新なデビューを果たしたモダンなスタート画面に並べられるライブタイル対応のアプリって、あまりにもショボいというか、そのラインナップが少なすぎると思いませんか?

非常に大きなアピールポイントだと思うんですが、確かにSurfaceは、あの通常なら高額の「Microsoft Office」アプリを無料で組み込んできていて、標準セット価格でOfficeまで手に入れられてしまうというのは素晴らしいアプローチになっていますね。ただ、他にWindowsストアからダウンロードできるアプリは、まだ決して充実しているとは評せません。しかも、北米で大ブーイングだったのは、Facebookのライブタイル対応アプリが出たのかと思いきや、ただのアプリを立ち上げるショートカットに過ぎず、あのスタート画面でリアルタイムに情報が更新されていくデザインにはなっていなかったという「お粗末な揃え方」でしかなかったんですよね。もっと魅力のアプリが、もう選びきれないくらいワンサカとWindowsストアに並んでくれば、Windows 8全体の普及にもつながっていくことは間違いないことでしょうけど、いかがなものでしょうか?

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4. より美しい画面にしてほしい

さすがにiPadで話題の超美しいRetinaディスプレイにしてほしいというのは望みすぎかもしれませんが、もうちょっとSurfaceのディスプレイも、現在の1366×768ピクセルの解像度よりは改良を図れないものでしょうかね。もちろん「ClearType」技術の採用で、より読みやすく見やすい画面にマイクロソフトだって力を入れているのは分かります。ただiPadに比べちゃうと、高解像度の写真や動画を閲覧した時に、明らかにSurfaceではディスプレイ画面が見劣りしてしまうんですよね。

ちなみにマイクロソフトは、Surfaceの上位機種となる「Surface Pro」の投入をアナウンスしており、この新しいモデルではディスプレイ解像度が最大で1920×1080ピクセルへとアップすることが発表されています。ただやはり上位機種ですから、この美しい画面を手に入れるには、かなり本体価格もアップしてしまうんですよね。通常のSurfaceで、追加料金なしにて高解像度ディスプレイを標準装備にしてくれれば...というのは欲張って要求しすぎなのでしょうか? でも、Androidタブレットには、ASUSなどから、Surfaceと同じ価格帯にて高解像度モデルがリリースされてはいるので、決して無理なリクエストではないとも思うのですが、いかがなものでしょうか。

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5. デスクトップモードとの差別化を図ってほしい

これまたWindows 8ユーザーに全般的に共通するリクエストなのではないかとも感じられますけど、あのモダンなユーザーインターフェース(UI)のスタート画面から、これまでのWindowsでお馴染みだったデスクトップモードへと切り替えないといけない瞬間が、あまりにも多すぎるとは思われませんか? いや、そもそもデスクトップモードだけで十分であって、これまでのようにスタートボタンやら懐かしいUIを標準設定で返してくれよって声が上がるのは仕方ないこととして、せっかく新タブレットで「Windows RT」を搭載してデビューするSurfaceでも、結局はデスクトップモードなしでは使えないという完成度ではどうなのでしょうかね。

本気でマイクロソフトが新しいUIにこだわるつもりなのであれば、せめてWindows RTを載せたタブレットで使っている時くらいは、たとえファイルエクスプローラーであれ、各種の設定変更であれ、いちいちデスクトップモードへと移らずに済む仕上がりを望みたいところです。やっぱり同じディスプレイで、2種類のコンピューティング環境を行ったり来たりという利用スタイルがデフォルトでユーザーに強いられるというのは、あまりにも複雑で、とても万人受けするヒット仕様ではないのではと感じるのですが、いかがなものなのでしょうかね?

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6. カメラをレベルアップしてほしい

いろいろと集まってきているSurfaceユーザーからのレビューコメントで際立つ残念なポイントは、フロントカメラ、リアカメラともに、その出来栄えがイマイチでしかないということですね。

タブレットで写真を撮りたいと考えている人は、Surfaceの購入を見送ったほうがいいだろう。

こんな率直なレビューが多数評価でもあるんだとか。確かに1メガピクセルのカメラでは、このご時世、十分に満足できる写真が撮影できないのは仕方ないことですし、せっかく「Skype」を手中に収めているマイクロソフトのタブレットなのですから、もうちょっとフロントカメラでのビデオ通話の画質にも力を入れてほしいところでしょうかね。

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7. バッテリー駆動時間を延ばしてほしい

ネットブックならばいざ知らず、やはりノートパソコンはタブレットに比べて、どうしてもバッテリー駆動時間が落ちてしまうのは仕方がないことです。ということは、多くの人々は、タブレットならノートパソコンよりも格段に充電なしで長時間の連続使用が可能という仕様を求めてくるはずであり、Surfaceにも、1日ずっと充電なしで使い続けられますって仕上がりが期待されてきますよね。

ところが、例えば、パワフルな「Core i5」プロセッサーを採用するSurface Proでは、なんと実質的にはバッテリーが4時間半も持ちそうにないだなんて悲しい結果が指摘されていますよ。Wi-Fiにつなぎながら、ディスプレイの明るさを落としつつインターネットを使い続けると、わずか4時間半でバッテリー切れを迎えてしまうって、これはタブレットとしてどうなの? すでに発売前からSurface Proには批判コメントが殺到中のようですね。

もちろんデスクトップと同じアプリをインストールして使えちゃう、最強仕様な「Windows 8 Pro」を搭載したSurface Proは魅力ではありますけど、タブレットとしては実質4時間半程度のバッテリー駆動時間でヒットを飛ばすというのは厳しそうでしょうかね。ここは無理してCore i5まで積まなくても、せめてAtomプロセッサーくらいに妥協しつつ、Windowsデスクトップアプリも使えるロングバッテリーなタブレットという落としどころくらいがよいのでは? そのほうがググンと発売価格も抑えることができるでしょうしね。

とまぁ、そもそも標準モデルのSurfaceでさえ国内発売されていない現状では、まだなにを言っても現実味を帯びないというのが課題ではありますが、なにはともあれマイクロソフトには、あまりにも同社としては斬新なハードウェア開発にまで手を出した初期出荷製品に伴う数々の要改善ポイントへ見事な対応をし、ぜひぜひ魅力的な低価格で今年はSurfaceの日本発売へと踏み切ってほしいものですよね。やっぱり国内のパソコンメーカーからの反対とか、かなり乗り越えないといけないハードルは厳しいのでしょうかね...。

湯木進悟(Mark Spoonauer 米版