[ #CES2013 ]NVIDIA「Project SHIELD」ハンズオン:ヘンだけど、見た目ほどじゃないです

サプライズの狙いはともかく、まずはモノとしてどう?

NVIDIAが発表した「Project SHIELD」、非常に興味深いデバイスです。これ1台で、携帯/据置きゲーム機、タブレット、スマートフォンのすべてになろうとしています。

全体的に健闘していますが、じゃあいきなりゲーム機もタブレットも捨ててこっちに乗り換えられるかというと、ちょっと考えにくいです。やるべきことはちゃんとやっているし、それ以上に良い部分もちょこちょこあるんですが、まずはそれぞれの機能をコピーするだけで精一杯なんだな、という印象です。

 

 

本体はわりと軽く、すごく安っぽいってほどじゃないですが、ゲームのコントローラーから想像するあの重さではないです。ただサイズはちょっと大きめなんですが、手には馴染みます。あちこちかくばってますが、持ちにくいってことはないです。

ただ、やっぱりヘンでイマイチってところはあります。コントローラー部分はディスクみたいな形状で、バンパーとかトリガーの配置がどうもおかしいです。トリガーからバンパーに指を移動しようとしても、本当に毎回、違うところを最初に押してしまいました。同様に、スクリーンに合わせてコントローラー中央が凹んでいることで、スティックからボタンへの移動も間違いやすくなってしまっています。さらに、コントローラーの中央にボリューム調節ボタンやAndroidの[戻る」とか「ホーム」ボタンが集まっていて、ごちゃごちゃしています。

これは個人の好みにもよりますが、Xbox 360みたいにふたつのスティックの縦位置が少しずれているんじゃなく平行になっているので、慣れるのがちょっと大変でした。さらにコントローラーの中央は手前に向かって下がっているので、低い位置にあるスティックは操作しにくくなっています。自分がそれを押してるのかどうか把握するのも難しいくらいです。でも多分、ある程度の時間が経てば慣れてくるものだと思います。別のコンソールを使いながらだと、余計ヘンな感じがしそうな気もしますが...。

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パフォーマンスという意味では、すごいの一言です。Tegra 4に最適化されたネイティブのAndroidゲームはスムースに動き、TVでもShieldの(小さめな)ビルトイン・スクリーンでも、画面はとてもきれいでした。Jelly Bean自体のインターフェースは他のAndroidデバイスと同じようにナビゲーションしやすく、しかもNVIDIA独自のゲーム選択アプリでは単にゲームのリストをスクロールしていくだけじゃなくゲーム選択がよりシンプルにできるようになっています。

PCからゲームをストリーミングしたとき(これにはNVIDIAのカードが必要ですが)も、全体的に問題ありませんでした。ただ、この機能のデモはレーシングゲームで行われたんですが、これはたとえばシューティングゲームよりは動かしやすいものだったはずです。ともあれ、NVIDIAはPCストリーミングでの動作のラグは、コンソール・ワイヤレスコントローラー間のそれほど問題にならないだろうと言っていました。たしかにデモではそういった問題はまったく見られませんでした。

まとめると、Project SHIELDはちょっとヘンなんですが、これだけ広範囲のものに挑戦していることを考えると、そんなにがっかりでもないです。このヘンさは許容できないものでもないし、少なくとも価格次第では「まあいいんじゃない」となるかもしれません。Project Shieldの目指すものはかなり大きな何かですが、荷が重すぎて即つぶれてしまうことはなさそうです。これからどう展開していくのか、期待です!

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Eric Limer(原文/miho)