キム・ドットコム氏「プライバシー保護は基本的人権だ!」 新サービスMEGAはインターネットの未来となるか?

キム・ドットコム氏「プライバシー保護は基本的人権だ!」 新サービスMEGAはインターネットの未来となるか? 1

ニュージーランド、現地時間1月20日にサービスが開始されたストレージサービスMEGA

サービス開始から1日で、登録ユーザーがすでに100万人に達したという期待サービス。サービスもですが、創設者のキム・ドットコム氏自身にも相変わらず注目が集まっています。それもそのはず、ドットコム氏はMegauploadの創設者。米当局によってサービス閉鎖に追い込まれ、ドットコム氏自身も現在はいくつかの条件の元保釈中の身。そのドットコム氏がサービス開始イベントで語ったのが「プライバシー保護は、基本的人権である」ということ。イベントのダンスとテクノ音楽ばかりが頭に残っていますが、ドットコム氏の発言はなかなか興味深いものでした。

新サービスMEGAは、超プライベートなストレージサービス。ドットコム氏のサービスにかける思いは、まるで政府や大企業に対して意見するかのようにもとることができます。ユーザーの情報はユーザー自身のものである、氏はそう語っているのです。

プライベート性を重視したMEGAのビジネスモデルとドットコム氏の発言を踏まえると、このような考えが浮かんできます。政府や大企業は既存の著作権法や建前を武器に使い、オンライン上の個人データに関する個人の権利を奪おうとしている、と。これに対して、氏は「社会から避難する必要もある」と語ります。つまり、みんな誰でも秘密があり、それを秘密のままにしておいたっていいじゃないか、と。

秘密にするための彼の解決法は、情報を暗号化してしますこと。MEGAは、未来のインターネットの使い方だと言います。既存のストレージサービスと違い、暗号化したプラットフォームを用いることで、第三者のアプリを使用したとしてもユーザーを守り抜くことができます。プライバシー、それがサービスそしてドットコム氏の考えの最大の鍵。

ドットコム氏の考えには、現代のユーザーを惹き付ける点が確かにあります。インターネットがどんどん公にされ、個人情報をあちこちで使用される今、プライバシーの保護を叫ぶ声も多くあがってきています。ユーザーが本当に欲しいのは、オープンで自由で、そして個人の情報が守られるインターネットであり、これに関してあちこちで論争が行なわれています。インターネットは人権なのか、プライバシー保護はどこまで尊重されるべきなのか。米国では、SOPAに反対する大きな動きも昨年話題となりました。MEGAは、この流れに対して出された1つの答えだと言えるでしょう。

以前サービスを閉鎖に追い込まれ、家宅捜査までされたドットコム氏だからこそできた新サービス。客観的にみるととても楽観主義者のようにみえますが、さてどうなる。MEGAのこれからは、そのまま未来のインターネットへと繋がるのでしょうか。

そうこ(Mario Aguilar 米版