アーロン・シュワルツの死を偲んで学者が続々と論文共有ツイート #pdftribute

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学術雑誌論文のオープンアクセス実現を夢見てゲリラ的に大量ダウンロードして逮捕され志半ばで自殺したアーロン・シュワルツ(Aaron Swartz)の死を偲び、世界中の学者の間で自分の書いた論文のpdfファイルをゲリラ的に無料でウェブに公開し、リンクをツイートする輪が広まっています。

ハッシュタグは「#pdftribute」。

最初にツイートしたのはオックスフォード博士課程ジェシカ・リッチマン(Jessica Richman)さんとワシントンDCの経済学者エヴァ・ヴィヴァルト(Eva Vivalt)さん。ふたりとも同時発生的に自分の論文をまとめて公開し、他の人にも呼びかけたら、大勢の学者仲間が共鳴してくれて、そこからハッシュタグもできて、アノニマスが宣伝し(上のスクリーンショット)、わっと広まりました。

アーロンが共同創設したRedditにもミカ・アレン(Micah Allen)さんから同じアイディアが出ていました。

もう千、万の単位で出ています。pdftribute.netにリンクが全部まとまってるし、レポジトリ「download」をクリックすると一括でダウンロードできますが、かなり重いです。

現実には出版社側が著作権を握っている論文も沢山混じってるようなので本当のオープンアクセス実現までには険しい道程だし、「単に水の表面かき回しただけで何も変わらない」っていう醒めた見方もありますが、こういうトリビュートもあるんですね...。

追悼の仕方にもいろいろですね。アノニマスはさっそくMITをハックしてサイトを2つばかり乗っ取り、毎度の黒字に赤文字でデカデカと追悼メッセージを流してます。

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オバマの目安箱には、アーロンの刑事告訴を担当したカーメン・オーティズ(Carmen Ortiz)地裁検事の辞任を求める請願が出され、4万件近い署名が集まってます。

すると検事の夫(IBM元CFO)が「自分の息子の死を他人のせいにして6ヶ月の減刑のオファーにも触れないなんて信じられない」と援護射撃を連続ツイート。「何を言ってるんだこのおっさんは! 」とブーイングの嵐で、今みたらアカウント消えてました...。

余録になりますが、アーロン・シュワルツ事件を担当したもうひとりのスティーヴン・ヘイマン(Stephen Heymann)副検事は2008年にも若いハッカーの自殺者を出しています。BuzzFeedによると、史上最大のTJX個人ID窃盗事件で逮捕されたハッカー11人のひとりで、シークレットサービスに家宅捜索された2週間後に無罪を主張して...。結局は別のハッカーが有罪になったんですけどね...。米連邦政府初のサイバー犯罪事件で隔離された若者、名前はジョナサン・ジェイムズ(Jonathan James)といいます。

シークレットサービスと言えば、アーロン・シュワルツ事件も最初は地検じゃなくシークレットサービスが捜査やってたようですよ。目的は何だったんでしょうね...。

Neuroconscience via Techmeme, Slate

Eric Limer(原文1原文2/satomi)