Facebookのグラフ検索、実際使うとどんな感じ? 動画でチェック

楽しそう!

Facebookが新たに発表したグラフ検索、すごい機能です。これまでFacebookに貯めこまれてきた大量の個人情報や体験を検索結果の表示順位に反映しながら、それらの情報をほんのいくつかのキー操作で引っ張りだしてしまうんです。実際動かしてるところが上の動画です。

たとえば「ワシントン出身の友達」と入力しただけで、「ワシントン州出身の友達」「ワシントンDC出身の友達」...など、補足された検索クエリ候補がずらっと表示されます。「大学からの友達」と入力すればそれにあたる人リストがすぐに並び、続けて「で、スターウォーズが好きな人」と入れれば、「スターウォーズ」の「S」をタイプしたところから入力する単語を予測したクエリが動的表示されていきます。「友達の友達で、独身で、大学に行った人」なんて検索も可能です。昨年末のプライバシー設定変更で、赤の他人からの検索ブロックができなくなったのは、察するにこの布石だったんですね。

Facebookのグラフ検索、実際使うとどんな感じ? 動画でチェック 1

グラフ検索は期待するほど、というかGoogle検索ほど速くはないんですが、今はまだベータ版です。また、自分が今まで存在すら知らなかったデータも使って重い処理をしているんです。なのでまあ今のスピード感は評価外とすると、楽しいのは間違いありません。まずはユーティリティとして評価すべきじゃないのかもしれません。

オープングラフは、自分自身についてオンラインで振り返る新たな手段になってくれます。そして十億人を超えるインターネットユーザーにとって、自己陶酔(または自己嫌悪)のためのツールはそれだけで大きな意味を持ちます。タイムラインの導入で、Facebookライフはより美しくなりました。今、オープングラフがそれをユーザーの脳に直接送り込んできます。ノスタルジア吸引器みたいなものです。

そしてもちろん、便利でもあります。Facebookの検索がこれほど便利になるなら、クリックして回る必要はもうないんじゃないかと思われます。また、ソーシャルでの人気が反映されたレストランランキングが見られるなら、単にGoogle検索するよりずっと信頼できます。その感覚が裏切られず、実生活で役立つようになってくると、GoogleやYelpやFoursquareにとっても本当の脅威となってくるでしょう。

ただ、現時点のグラフ検索にはオーソリティが存在しません。グラフ検索は、友達の行動によってより良いものになっていきますが、もし友達がFoursquareしか使わないとしたら、その友達は位置情報関係の検索結果改善に貢献しません。そして、そういった別のサービスを捨てる理由をFacebookがユーザーに与えない限り、グラフ検索がその真価を発揮することはできません。みんながFacebookをどっぷり使い込まない限り、本当の意味ですごいサービスにはならないんです。そこは問題です。

ただ、これはFacebookにとってきわめて重要なことの始まりに過ぎないってことも心に留めておきましょう。グラフ検索は、InstagramやTwitterなど他のオンラインサービスと同じくらい、まだまだ「使えない」存在でもあります。本当に使えるものになるには、時間が必要です。

Sam Biddle(原文/miho)