Facebook、Googleに宣戦布告! 独自検索エンジン「グラフ検索」を開発(動画あり)

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ついにこの時が来た!

何が来るか? とやきもきしていたFacebookの発表は、検索エンジンに関するものでした。Webではなく、人生の検索エンジンです。しかもこれは、Facebookのインターネット征服作戦のほんの一部に過ぎません。が、その検索エンジングラフ検索(Graph Search)がどんなものか、ご紹介します。

Facebookの検索機能は今まで、イマイチでした。何かをタイプしたときに出てくる結果は、それが親友の名前であっても、頼りないものでした。ユーザー、Facebookページ、スポット、など。つまらないし、間違っていることもありました。でも今日発表された検索エンジンのモンスターは、友達を探す手段にとどまらず、さらにGoogle検索の代替以上のものにもなっています。自分が関心を持つすべての情報をソーシャルライフの文脈に引き寄せ、自分に近い人の間で話題になっていることを優先し、ただインターネットで人気があるだけの検索結果ははじいてくれます。今や知り合いのほとんどはFacebookを使っていますが、彼らが検索において役だってくれるというわけです。

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グラフ検索は既存のFacebook検索を置き換えるものではありません。もっと大きな、Webソーシャルライフ全体を探索するために拡張された検索機能です。写真や場所、興味、そしてもちろん人などがすべてカタログ化でき、すぐに呼び出すことができるようになります。

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たとえば、Googleでお寿司屋さんを検索してもあまり良いリストは得られません。でもグラフ検索では、友達がこれまでチェックインした場所をベースにオススメのお店が表示されます。または音楽を探しているなら、友達が最近選んだ曲にもとづいて検索結果が表示されます。いずれにしても、Googleのように混沌としたWebから謎のアルゴリズムで検索結果を生成するのではありません。グラフ検索では、自分の知っている人や、自分が話題にしたことを現在または過去に話題にした人から情報を取り出します。友達の経験が、自分が今知りたいことへの答えになるんです。少なくとも考え方はそういうことです。そしてそのアイデアはうまく機能しています。今後、Googleを使わなくていい理由になっていくことでしょう。これはFacebookの勝利であり、我々の日々のインターネットの使い方が根本的に変わっていきそうです。

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グラフ検索の使い方

現在ベータ版のグラフ検索は、ライブで常にアップデートされ続ける検索結果リストで、ページの左上にある検索ボックスから使えます。Googleのオートコンプリートみたいな感じで、タイプするごとに表示が変わります。

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たとえば「友達の写真」とかタイプし始めると、結果がポップアップされます。さらにたとえば「2008年に撮影」と追加すると、その条件に合った写真が出てきます。

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検索はシンプルな自然言語検索で可能です。「スターウォーズとハリー・ポッターの好きな友達」「友達が好きな音楽は?」という感じです。もっと複雑な質問、たとえば「プリンストン大出身で名前はブライアン、スターウォーズが好きな人」とかも可能です。もっと言えば、「ゲーム・オブ・スローンズの好きな独身の友達の友達」なんかもOKで、そこから出会いにつなげることも可能でしょう。位置情報も組み込まれていて、たとえばユーザーが大学生で新しい友達を探そうとしているなら、近くの学校に同じ趣味を持つ共通の友達がいるかどうかも調べられます。結果はすぐに表示され、名前だけじゃなくプロフィール写真も見られます。

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グラフ検索はまた、非常にグラフィカルでもあります。Facebookの写真の一番見やすい方法かもしれません。「友達の写真」「東京にいる友達の写真」「いいねした写真」などなど。そう、いいねした写真一覧も全部見られるんです。これは重要な機能だし、ノスタルジックなものでもありますね。

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見たところものすごく動作が速く、Facebookでよくやるように、気ままに見て回ることが可能です。自分がFacebookで共有した全データが検索可能になっていますが、プライバシーにも配慮されています。つまり公開した相手にだけ見られるようになっており、全Webに公開ではありません。インターネットの公開データベースに突っ込まれることはありません。

また、グラフ検索に表示したくないものは、先月Facebookが公開したプライバシー設定で指定可能です。Facebookからユーザーに対し、グラフ検索がローンチする前に共有したものすべてをレビューするように促してもいます。つまり、今考えると公開したくない写真とか、「チャーリー・シーンのハーパー★ ボーイズ」にいいねしたこととかを非公開にできます。ザッカーバーグは、これまで共有していなかったことがグラフ検索で新たに公開されることはない、と明言しています。でもだからといって、見つけにくくなるということでもありません。

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グラフ検索はまだ完成はしていません。無数にある自分や友達の投稿すべては検索できず、モバイルからの検索もできません。Facebookのパーツの中で検索に組み込まれていないものもたくさんあります。でも今後それらはやって来る予定ですし、さらに広告も付いてくるのでしょう。

まだ全ユーザーに公開もされていませんが、まず英語限定のベータ版として順次公開されていくようです。こちらのページの一番下にベータ版登録のためのボタンがありますので、興味のある方はクリックしてみてください。利用可能になったらFacebookから通知があるはずです。

Googleはページ間のつながり方から検索対象の重要度を推定するアルゴリズムを作ってきました。それに対しFacebookは、人と人のつながり方や共有した情報から、ページや人、アプリやサービスの重要度を推定するんですね。どちらがより使いやすいものになっていくんでしょうか? 使い比べてみたいですね。

Sam Biddle(原文12/miho)