エリック・シュミットの娘、北朝鮮訪問を語る

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前将軍様はやはりMacユーザーだった、など。

Googleエリック・シュミット会長らが北朝鮮を訪問し、インターネットの開放などを訴えました。彼は北朝鮮が世界から取り残される懸念を強く伝えたとGoogle+にポストしています。

公式には上記の通りですが、今回の訪問にはシュミットの娘であるソフィー・シュミット嬢も「休暇」として同行していました。そして彼女による北朝鮮訪問記がこちらのサイトで公開されています。その冒頭、「これはストレートな訪問記です。会合の中身や目的といった説明はなし、非公式な感想です。」とあるように、公式文書には見られないようなフランクさです。特にこんなくだりが目を引きました。(強調は原文より)

  • (金日成大学の電子ライブラリー、学生たちがパソコンの前に座っているのに)実際、誰も何もしていませんでした。2、3人がスクロールしたりクリックしたりしたけれど、他はただ見ているだけ。もっと気になったのは、我々がメディア連れでがやがやと入っていったときにも、みんな視線を机に落としたままで、こちらを見向きもしなかったことです。振り返ることも、視線が合うことも、何の反応もなし。人形だったのかも。
  • 平壌の寒さは、訪問した建物のどこにも暖房が付いてないのでますます増幅されました。がらんとした建物を何時間も、屋内なのに0度前後で歩き回るんです。貴賓なのにこんな体験って、すごいです。最新テクノロジーを使っただか最高だかの図書館を見せてくれてるのに、(屋内なのに、あまりの寒さで)吐く息が白いとか。国全体もどの程度本当にコントロールできてるか、推して知るべし。
  • アメリカ式のファストフード店を見せてもらうはずでしたが、タイミングが悪く、我々が到着したときにはすでに閉店。店員たちがあわててエプロンを着け、照明を付けてました。
  • 「何もかも盗聴されていると思え」と事前に言われてました。電話も車も宿泊場所も会合もレストランでも、どこででも。自分の部屋でカメラを探してみたんですが、見つからず。でも、世話人(訳注:訪問団にはつねにふたりの世話人が付いていました)がいるんだからカメラなんて必要ないのかも。
  • さらに錦繍山太陽宮殿(訳注:金日成と金正日の遺体が安置されている)で見たもの。金正日の車、列車の車両、さらにヨットも、そのままの姿で保存されていました。金正日の厚底靴までありました。そして彼と私は、ラップトップの趣味が同じであることもわかってうれしかったです。15インチのMacbook Proがあったんです。

訪問記全体がこんな風にカジュアルにつづられていて、画像もたくさんあります。北朝鮮の一般の人との直接コミュニケーションは禁じられていたそうですが、それでも「建物にまったく暖房なし」とか、北朝鮮の生活の厳しさが生々しく伝わってきます。

Sophie In North Korea

miho(原文1/Eric Limer、原文2/Jesus Diaz)