アップル、売上も利益も過去最高で株価下落って、なんで?

アップル、売上も利益も過去最高で株価下落って、なんで? 1

みんなハードル上げすぎです。

アップルの2012年10~12月期の決算発表がありました。Bloombergによれば、アップルの売上高は545億ドル(約4兆9100億円)、純利益は131億ドル(約1兆1800億円)です。iPhoneは4780万台、iPadは2290万台売れました。どの数字も過去最高です。

でも、これは残念なニュースらしいんです。

アップルは、特にiPhoneとiPadに関し、売行きが不調だとここ数週間噂されていました。それでも市場ではアップルの売上が548億8000万ドル(約4兆9400億円)になると予測していたのですが、実績はわずかに届かない545億ドルでした。思ってたのと違うじゃん、ってことなんですね...。

そんなわけで、アップルの株価は昨年9月に最高額を記録して以来下がり続けています。でもそれ自体、アップルに対する批判、そしてネガティブなハイプの過剰さを示しています。売上も純利益も過去最高だったのに、みんながっかりしてしまうんです。しかもこの四半期の日数は、前年は14週間だったのに対して13週間しかなかったんです。

1年前の同じ期には、アップルは売上463億3000万ドル(約4兆1700億円)に対し130億6000万ドル(約1兆1800億円)の利益を出しました。iPhoneとiPadの販売台数はそれぞれ3700万台と1500万台でした。いずれもその当時の最高記録でしたが、今回よりは少ない数字です。

また、商品ごとの販売台数以上に重要かもしれないのは、中国のような重要な市場で成長を遂げていることです。中国・台湾・香港を合わせた地域でのiPhoneの販売台数は前年比2倍になっています。

ただし、がっかりする要素が皆無というわけではありません。今期のMacの販売台数は見込まれていた510万台に届かず、410万台にとどまっています。でもMacのアップルの売上・利益における重要度は、数年前に比べて格段に低下しています。

株価というのは、市場が期待する勢いを維持しているかどうかで上下してしまうものです。アップルの成長ぶりがこれまですご過ぎたので、期待も異常に高まってしまってたんです。だから今回の決算発表とか株価とかを見て、アップルがどうかなっちゃうんじゃないか...と心配しなくても大丈夫です。

Bloomberg

Kyle Wagner(原文/miho)