北朝鮮が3回目の核実験実施

北朝鮮が3回目の核実験実施 1

米Gizmodoも注目。

現地時間の今月12日午前11時57分、北朝鮮周辺地域で通常起こらないような地震が検知されました。それはすぐに北朝鮮の核実験によって引き起こされたものだと考えられ、韓国から国連安全保障理事会に対し北朝鮮の核実験実施が報告されました。

観測された地震はマグニチュード4.9、震源は北朝鮮の核実験場と推定されています。その「地震」は北朝鮮が核を爆発させたことによって起きたんです。これは北朝鮮が行った3回目の核実験で、過去には2006年2009年でした。2006年の実験ではマグニチュード3.9、2009年はマグニチュード4.5でした。

実験から数時間後、北朝鮮も3回目の核実験実施を正式に認めました。北朝鮮の発表によれば、実験は地下で「より強い爆発力のある軽量化された核爆弾」を使って行われました。

包括的核実験禁止条約機関(Comprehensive Nuclear-Test Ban Treaty Organization)は以下の声明を出しています。

今日、観測基地が北朝鮮での通常でない地震を観測した。その事象には爆発によると見られる特徴が明らかで、発生地点は2006年と2009年の北朝鮮の核実験の場所とほぼ合致する。当面、実際起きたことを特定するにはより多くのデータ収集と分析が必要である。これが核実験であれば、この行為は国際平和と安全に対する明確な脅威であり、世界的な核軍縮と核拡散防止、特に核実験の終了に向けた努力への挑戦である。

ロイターは韓国国防省の見方として、核爆発の規模は地震の大きさから見て6~7キロトンと推定されると伝えています。北朝鮮が核爆弾を作るのにどんな手法を使ったのかは不明です。これまでの実験では、北朝鮮は再生プルトニウムを使っていましたが、2010年には北朝鮮が高純度の濃縮ウランを作り出す手法を公開してもいました。

米国地質調査所の発表によれば、北朝鮮で起きた地震はGoogle Mapsで「核実験道路(Nuclear Test Road)」と名付けられた道路の近く(下の画像)で観測されたそうです。

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これに対応して、国連安全保障理事会は12日の午後9時(米国東部標準時、日本時間13日午前11時)緊急の会合を開きます。が、国連でも北朝鮮の核実験は想定していました。北朝鮮では、国連が北朝鮮の衛星打ち上げ実験に対して制裁を科してから、核実験実施をちらつかせてきました。1月24日には北朝鮮国防委員会が「より高い水準の核実験」を行うと発表していました。核実験直前にも、ある米国高官が核実験について「いつ実施されてもおかしくない」と発言していました。まさにその通りになってしまったわけです。

ReutersABC NewsWSJ

Casey Chan(原文/miho)