クラウドとタブレットで作業に場所を選ばず。マイクロソフトの新しいOffice

クラウドとタブレットで作業に場所を選ばず。マイクロソフトの新しいOffice 1

タブレットとPC、どちらでも作業が思うがままになりました。

日本マイクロソフトは本日2月7日、ソフトウェア「Office」シリーズの新製品を発売しました。

これまではPC以外の端末でOfficeを使おうと思っても、タブレットやスマートフォン向けの互換アプリを利用しなければならなかったりと、フル作業をするにはまだまだ環境が整っていませんでした。新しいOfficeは、タブレットやスマートフォンでの利用を念頭に置きながら開発されたため、ユーザーがどんなデバイスを使っていても相互利用でき、簡単・便利なOfficeに進化しました。

クラウドとタブレットで作業に場所を選ばず。マイクロソフトの新しいOffice 2

ギズモード編集部では、マイクロソフトさんにご協力いただき発売前に新しい「Office」を使ってみました。

新しいOfficeについて、日本マイクロソフト Officeビジネス本部の松田誠エグゼクティブプロダクトマネージャにお話を伺いました。松田さんによれば、新しいOfficeの特徴は「よりシンプルになった操作性」、「クラウド連携」、「タッチデバイスへの強化」の3点で、一般の人がより使いやすくするための機能を充実させたとのこと。大多数の自宅にあるPCにインストールされているOfficeですから、もっと日常的に簡単に使えることを目指す意気込みが感じられます。

編集部が特に注目した新しい機能は「タッチ」とクラウドとの連携強化です。

操作性と「Word」、「Excel」、「PowerPoint」の新機能の紹介は、lifehackerで詳しく紹介していますので、併せてご覧ください。

タッチに最適化

新しいOfficeはPCだけでなく、タブレットでの作業も視野に入れてデザインされています。通常タブレットで利用するPCのソフトウェアは機能が縮小されている場合が多いですが、新しいOfficeはタブレットでもPCでも同じインターフェースと機能がしっかりと揃っています。

大きな特徴は、タブレットユーザー向けに操作しやすくするタッチ機能が追加されたことです。

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タブレットユーザーは画面上部の「タッチモード」をオンにします。すると、メニュー間隔が広くなります。これだけでもボタンが探しやすくなり間違って隣のメニューを触ってしまうことが減るので、作業が楽になります。

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PCで作業する際には「マウスモード」を選択すると、ボタンの間隔が縮小されるので画面を大きく使うことができます。こういった細かい設定まで配慮されていることが印象的でした。

またタブレットならではの「インク機能」が追加されました。キーボードを立ち上げて文字入力、という面倒な作業は、画面上の資料や図形やキャプチャしたウェブページの上に直接指で書き込むことができるので、ちょっとしたメモを追加したいとか、修正を追加したい場合にとても便利です。

タブレットでもバリバリ仕事がしたい、と思っているユーザーの人は、キーボードやマウスを持ち歩く必要がなくなり、スクリーンのキーボードと手書きだけで作業が簡潔しちゃいますよ。

SkyDriveとの連携強化

新しいOfficeは、オンラインストレージ「SkyDrive」との連携が強化されています。というか、SkyDriveがデフォルトの保存先になっています。

クラウドとタブレットで作業に場所を選ばず。マイクロソフトの新しいOffice 3

「保存する」を選択すると、トップに出てくるのはユーザーのSkyDriveフォルダ。SkyDriveは各ユーザーには無料で7GBの容量が提供されるので、大容量のファイルや重たい画像付きのドキュメントもHDに影響することなく保存ができます。

またクラウドに保存するので、USBに保存したりDropboxなど外部サイトを開く手間も省け、仕事場で作業したファイルをSkyDriveに保存して、そのまま自宅のOfficeで作業するなんてことが、今まで以上に簡単になっています。

利用する場合に一つ厄介な点があるといえば、頻繁にSkyDriveへのサインインが求められることでした。新しいOfficeではファイルを保存したり、開いたりする場合にもSkyDriveが必要になります(絶対ではありませんが)。

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SkyDriveに保存する際やファイルを開く際にはログインが求められるので、画面を数回クリックしてユーザー情報を入力する作業が発生してしまいます。これまでのOfficeには無い作業なので面倒に感じることがありました。

しかし、作業しているファイルをクラウドに保存できる機能は、便利な機能だと思います。これまでだったらファイル保存のためDropboxを立ち上げたり、メールの添付に貼り付けしていた手間が無くなったことで、圧倒的に作業が効率的になります。新しいOfficeを使って仕事をする人や自宅で作業をしたい人にとっては、一つのソフトウェアで全ての作業が完結できたほうが楽ですよね。

新しいOfficeは、簡単にドキュメントが作りたいと思っている人には、機能がたくさんありすぎていて、考えてしまうかと思いました。ですが、仕事でOfficeを使っている人、複数の端末を使っている人、Windows 8マシーンを使っている人で、仕事の効率を上げたいと思っている方にはオススメしたいです。タブレットで仕事がしたいけれどOffice対応していない! なんてことはもう過去の話。デバイス対応や保存方法が生まれ変わった新しいOffice、今年日本でどの位広がるか、注目です!

日本マイクロソフト

(鴻上洋平)