FRBハックされる、アノニマスの犯行か

FRBハックされる、アノニマスの犯行か 1

米国の中央銀行機能が。

FRB(米国連邦準備制度理事会)が、内部者用Webサイトがハックされたと6日発表しました。ハッキングしたのは誰かまだわかっていません。ロイターでは「中央銀行の重要な機能はその攻撃で影響を受けなかった」としています。

ハッカーが攻撃した「内部用Webサイト」とは、米国各地の銀行が自然災害などに際して緊急連絡用に使うデータベースでした。銀行幹部がFRBに対して災害被害の有無を報告するためのもので、一般に公開されているWebサイトではありません。FRBの広報官は次のように話しています。

FRBでは、Webサイトベンダー製品の一時的なぜい弱性を利用して情報が取得されたことを認識しました。[...]ぜい弱性は発見後すぐに修正され、現在は問題ありません。この事象によってFRBの重要な機能に影響は出ていません。

取得された情報内容は、FRBがその緊急通信システム(ECS)で関係者に送付した文書によれば、住所、会社の電話番号、携帯電話番号、会社のメールアドレス、ファックス番号でした。一部には自宅の電話番号個人メールアドレスも含まれていたそうです。

今月3日にはアノニマスが銀行幹部4000人の情報を流出させる事件がありました。FRBではこれについて直接言及していませんが、データ内容が一致することから、アノニマスが流出させたのはFRBから取得したデータだったと見られます。

アノニマスでは、アーロン・シュワルツの死後コンピューター犯罪取締法の改正を訴えており、その一環で「Operation Last Resort」と称するハッキング活動を続けています。これからもどんなサイトが攻撃されるか、どこからどんな情報が漏洩されるか、わかりませんね...。

Reuters

Casey Chan(原文/miho)