隕石衝突! の前に破壊できるシステム、準備中

隕石衝突! の前に破壊できるシステム、準備中 1

太陽の力で。

隕石衝突小惑星接近と、宇宙から次々巨大物体が地球にやってきました。流星とか日食とか、見て楽しむだけの宇宙イベントならいいんですけど、危険が伴う現象はなるべくどうにかしたいですね。そんなわけで、アメリカはカリフォルニアの研究者たちが、小惑星を宇宙空間で破壊してしまう仕組みを考え出しています。どんなものなんでしょうか?

基本的な考え方は、太陽の強いエネルギーでサッカー場5個分ほどの大きさの小惑星を蒸発させてしまうというものです。そのシステムはDirected Energy Solar Targeting of Asteroids,an exploRation(直訳「有向エネルギーの太陽による小惑星ターゲティング、ある探求」、略称DE-STAR)と呼ばれ、地球の周囲の太陽エネルギーをレーザービーム群に変換して小惑星や彗星を破壊、または軌道をそらせて地球にぶつからないようにさせます。先週地球に接近した「2012 DA14」のサイズ(サッカー場半分ほど)なら、1時間程度で蒸発させられるそうです。このシステムでは小惑星の組成分析にも使え、将来的にはレアアース採掘や惑星探査にも役立てられます。

DE-STARは1年前、カリフォルニア大学サンタバーバラ校のフィリップ・ルビン氏とカリフォルニアポリテクニック州立大学サンルイスオビスポ校のゲイリー・ヒューズ氏が構想を開始しました。彼らの設計には既存技術のみが使われていますが、その一部は大規模な実装に困難が伴うだろうと本人たちも認めています。DE-STARの大きさは机に置けるサイズから直径6マイル(約9.6km)もあるものまでが可能です。

ルビン氏は語ります。

我々の提案では、今日のベースラインの技術と、未来にほぼ可能になるであろう技術を組み合わせることを想定しています。奇跡を求めてはいないんです。[...](小惑星が地球に衝突しそうになったら)物陰に隠れて逃れることはできません。我々はその現象に対して手を打つことができ、その方法は信頼できるものなんです。

近い将来また隕石衝突なんてことが起こるかどうかわかりませんが、備えあれば憂いなしですね。

UC,Santa Barbara via Futurity、Image Courtesy of Philip M.Lubin]

Lily Newman(原文/miho)