執念実る。ジェフ・ベゾス、海底からアポロ11号ロケット回収

執念実る。ジェフ・ベゾス、海底からアポロ11号ロケット回収 1

感無量...

1969年7月16日、アポロ11号を人類3名もろとも宇宙にぶち上げた偉大なロケットの残骸が太平洋海底から40余年ぶりに引き揚げられました。

この快挙の影には「是が非でも回収してやる」と執念(と札束)を燃やし続けたひとりの男がいます、そう、タイトルでバレバレのジェフ・ベゾス、その人。

ベゾス率いる探査チームがサターンVロケット搭載F1エンジンの所在を探し当ててたのはちょど1年前のことです。場所は水深1万4000フィート(4.2km)の海底。引き揚げでは遠隔操作の機材を船に繋いで海底まで下ろし、そこで回収作業を行いました。

ベゾス氏はすべてが「まるで宇宙のような感覚だった」と話しています(キャメロン監督も世界最深の海底で目にした風景を同じ言葉で表現していましたね)。以下は氏の発表からの抜粋。

我々は現場で美しい物体を多数撮影し、至高の残骸を回収しました。

デッキに断片が1枚1枚引き揚げられるたびに人類史上ずっと不可能と思われていたことを可能に変えるべく何千人というエンジニアが共に力を合わせて働いた当時のことが、この胸中に蘇りました。

...F-1エンジン2基の姿形を復元できる主要コンポーネントは回収しており、今後は修復作業でハードウェアを落ち着かせ、腐食が進まないようにする予定です。

我々が追い求めているのは本物の歴史 ―時速5000マイル(8047km)での再突入と、それに続く海面衝突など― を今に伝えるハードウェア。

このハードウェアをみなさまに披露できる日が待ち遠しいです。ご覧になればひょっとして何かものすごいインスピレーションが得られるやもしれません。

歴史上の価値もさることながら、錆びついた断片の美しいこと美しいこと...遠い昔の狂おしいまでの追求が感じられます。 いつかその目で見る機会があろうとは思いますが、今は写真で我慢我慢...。

執念実る。ジェフ・ベゾス、海底からアポロ11号ロケット回収 2

執念実る。ジェフ・ベゾス、海底からアポロ11号ロケット回収 3

43年間海底の闇に抱かれている間に、ボイジャー1号はついに太陽系の彼方の「宇宙の煉獄」へと到達しました。これぞまさに道なき道をいく宇宙探査ですねー。

Bezos Expeditions

関連:アマゾンCEO、アポロ11号のエンジンを海底から回収 - sorae

Eric Limer(原文/satomi)