Facebookの新ニュースフィードは、ポスト・イットと紙から生まれた

Facebookの新ニュースフィードは、ポスト・イットと紙から生まれた 1

紺屋の白袴、と言われたって。

IT化だペーパーレスだ言ったって、昔ながらのアナログな方法がベストってことはよくあります。ITのサービスを作る人たちでも同様で、Facebookもそんな会社のひとつです。Facebookの新しいニュースフィードは、ポスト・イット紙出力したフィード、そして巨大な壁を使って構想が練られたそうです。Facebookのリサーチャー、ジェーン・ジャスティス・ライブロックさんによる公式ブログへのポストでそんな背景が明らかになりました。

ニュースフィードをリニューアルするにあたって、彼らはまずオープン・エンデッド・インタビューという手法をとりました。Facebookのニュースフィードが「ゴミだらけ」だと言う人に、どんなものがゴミで、どんなものが大事なのかを自由に語ってもらうのです。その結果、「ゴミ」とされるものは企業のFacebookページのポストだったり、友達の聴いている音楽だったり、友達が「いいね!」したポストだったりと多様でしたが、「要はユーザーが見たくないと思うものはゴミ」だってことがわかりました。

そこでリサーチャーたちはこう考えました。

我々はフィードを複数に分けるというアイデアを考え出しました。フィードを特定の話題や、コンテンツの種類、友達のタイプによって分けるということです。これが良い出発点となりましたが、重要な課題が残りました。どんなフィードを提供し、どんなストーリーをそこに入れるのかということです。

そして彼らは「ユーザーが見たいもの/見たくないもの」の分類方法を探るべく、カードソートという手法を使いました。具体的には次のようなものでした。

私は調査対象者に、対象者本人の最近のフィードから一定量をプリントアウトしたものを渡して、興味のあるものをピックアップし、そうでないものを捨ててくださいと言いました。次にピックアップしたものを、何が気に入ったのかという視点で分類してもらいました。参加者が作った分類とそこに当てはめられたストーリーからは、はっきりとテーマが読み取れました。

こうして「写真」とか「親しい友達」「フォロー中」といった軸で分けて見られる、新しいニュースフィードが誕生したんです。Facebookの中では利用ログを分析するだけじゃなく、こんな風にユーザー体験を調査研究してるんですね。

Facebook via Engadget

Jamie Condliffe(原文/miho)