Google KeepがEvernoteにかなわない6つの理由

Google KeepがEvernoteにかなわない6つの理由 1

今後に期待を込めつつ。

Googleのオンラインノートサービス、Google Keepがスタートしました。ノートサービスと言われてまず思うのは「Evernoteとどっちがいいの?」ってことです。

Googe Keepの特長は、まず驚くほど軽いことです。Google自身が言っているように、それは付箋紙の代わりになるものです。ひらめいたアイデアを、自由にシンプルに書き留めておくためのものです。

そんな徹底したシンプルさは良いのですが、逆に、Evernoteにある便利な機能のあれこれはありません。まだ始まったばかりだからかもしれませんが、荒削りな印象があります。以下、Evernote(や他のWeb上のサービス)にはあってGoogle Keepにはなくて残念な機能をまとめます。

1.共有がしにくい

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Evernoteには、メール、Twitter、Facebook...と、ノートを他の誰かと共有する方法がたくさんあります。でも、Google Keepは基本的にユーザー本人だけが見るような設計になっています。Google Keepでノートを書いて、そこにあるアイデアやリンクや画像を誰かと共有したくなったら、そのノートの中身をわざわざコピペしなきゃいけません。

Google KeepのAndroidアプリを使えばもっと簡単にノートが共有できますが、残念ながらEvernoteでの共有ほどきれいにはできません。Evernoteでは公開用リンクを生成してくれるので、みんなが自分と同じような見え方でノートを見ることができます。でもGoogle KeepのAndroidアプリでのノート共有は、ノートに書かれた内容をメールかツイートかFacebookポストの中にコピーしてくる形です。それももちろん共有の方法のひとつではあるのですが、Google Keep上のノートへのリンクを誰かに送る方がスマートです。

2.リンク保存機能がいま一歩

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Evernoteのブラウザ拡張を使うと、ブラウザで読んでいる内容の保存がすごく簡単になります。テキストを選択してハイライトさせ、コピーをクリックすれば、Evernoteが自動でハイライト部分のテキストを含めたノートへのリンクを生成してくれます。

この手の機能はEvernoteだけのものではなく、InstapaperやPinterestにも、コンテンツをつかまえて保存する機能があります。なので、Google Keepにこの機能がないのはよけいに残念です。Google Keepで同じことをする場合、ブラウザのリンクバー部分のURLを選択してGoogle Keepにコピー、それからテキストも選択してコピー、という手順が必要です。

ただ、これもAndroidアプリを使ったほうがパソコンでするより簡単です。Androidアプリのほとんどにある「共有」アクションを使うと、テキストとスクリーンショットの付いたリンクをGoogle Keepに送れます。でもこれをパソコンでしようとすると、ブラウザ拡張なりブックマークバーなりといった手段は何もないんです。

3.画像の保存が面倒

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たとえばWeb上で気に入った画像があったとします。これをGoogle Keepに保存するには、自分のパソコンにいったんその画像をダウンロードして、Google Keepにアップロードしなきゃいけないんです。本来は、画像のURLをGoogle Keepに入れれば裏側で読み込んでくれた方がいいです。一般にどんなWebサイトでも(たとえばギズモードでも)、これは可能なはずです。

4.リッチテキストが使えない

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Google Keepではノートのラベルの色は変えられて、それでちょっと画面がいきいきしてきます。特にAndroidアプリでは、ノート全体がポスト・イットみたいな感じになります。でも、Google Keepの書式関係でできることは、ここまでです。

もちろん、リッチな書式設定を使いたければGoogle Documentなりで文書作ればいいじゃん、と考えることもできます。でも、せっかくGoogle Documentに使える編集機能があるんだから、それをGoogle Keepで使えたって良いような気がします。

5.ノートの整理ができない

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Evernoteではノートを別々のノートブックとして整理できますが、Google Keepでは日付で整理できるのみです。これは大問題です。たとえば何か、ニュース記事とか論文とかを書くために調べ物をしているなら、それぞれのテーマごとに整理したくなるはずです。それが、Google Keepではできないんです。

6.オフラインで使えない

Google Keepの保存先であるGoogle Driveにはデスクトップクライアントがあって、それはオフラインでも、Webブラウザを使っていないときでも利用可能です。でも、Google Keepそのものは、オンラインでしか使えません。

まとめ:軽くてシンプル、機能はまだまだ

Google KeepとEvernoteは、似て非なるものです。そもそもGoogle Keepが目指しているのは、ノートのシンプル形でしかないのかもしれません。でも多くの人はその限界を感じると思われます。軽くシンプルなものにしようとするあまり、当然ありそうな機能すら外してしまっているような気がします。その結果、Google Keepは未完成なサービスのように感じられます。

でもきっと、Google KeepはGoogleの他のサービスからいろんな便利な機能を譲り受けたりして便利になっていくと思います。Googleがこのサービスに長期的に投資することを決めれば、上で指摘したようなもろもろの機能は、きっといつかGoogle Keepで使えるようになる、はずです。

Mario Aguilar(原文/miho)