シャープがサムスンと資本提携、液晶パネルを安定供給

シャープがサムスンと資本提携、液晶パネルを安定供給 1

あれ、鴻海は?

シャープがサムスンから約104億円の出資を受け入れることを発表しました。これによってサムスンはシャープ株の約3%を手にし、TVやパソコン、タブレットなどの液晶パネルを安定的に確保することができます。

3%という出資比率は小さいようですがこれは金融機関以外では最大、金融機関を含めても5番目に大きい数字です。つまりこれによってサムスンはシャープに対し大きな影響力を持ち、液晶パネルをサムスン向けに確保できるんです。

日本経済新聞によると、今年1月のCES開催時にサムスンとシャープのトップ会合があったそうで、そこから着々と話が進んだようです。ガジェット祭りの裏側でそんなことが行われていたとは...。

シャープは台湾の鴻海精密工業(アップル製品の製造を手がけ、労働環境の劣悪さが問題になったFoxconnの親会社)と同様の提携を検討していましたが、市場でのシャープの株価が下がったことで条件面で折り合わなくなり、交渉が難航していました。サムスンの出資話を事前に知った鴻海は予定していたシャープとのトップ会合を急きょキャンセルしましたが、正式発表があった6日の夜には「シャープとの交渉を続ける」とコメントを出しています。

シャープは去年12月にクアルコムからも出資を受けていて、今クアルコムはシャープで7番目に大きい株主です。弱った日本企業に外国勢がわらわら群がっている感じで技術流出とかいろいろと心配ですが、他社の力を借りることで、また元気なシャープに戻ってくれることを祈ります...!

Sharp via Verge日本経済新聞、Image by opopododo under Creative Commons license]

Jamie Condliffe(原文/miho)