選手やプロが伝授するアクションカメラ撮影のテクニック(動画)

アクションカメラ、楽しいですよね。使い出すのは簡単、シンプルです。

頭に取り付けて、録画ボタンを押したら、あとはやりたいようにやるだけ!

だけど、どうやったってプロの撮った映像みたくかっこよくならない...。

そんな悩みありません? 

今回はそんな悩みにお答えして、冬のエックスゲームズから厳選した、すぐに使えるシンプルで簡単な撮影テクをご紹介しますよ。

注:今回の取材には、GoProの協賛選手や製作スタッフに協力頂きました。

そのため、動画内ではGoProについて語っていますが、紹介するテクニックはどのアクションカメラでも使えるものです。例外があるとすれば、Hero 3 Black Editionでのみ使える高フレームレートや高解像度の機能です。

プロをご紹介!

まず1人目は、X Gamesのスノーボード・ビッグエアーで優勝したトースティン・ホグモ氏。Shredbotsのウェブサイトの運営者の一人でもあるので、アクションカメラの撮影にも詳しい方です。

2人目はエリック・ウィレット氏。プロボーダーで、かつてのX Gamesのメダリストでもあります。他にも、2011年にGoProのメディアチームの指揮をとったプロボーダーのザック・シェルハマー氏や素晴らしいアクションカム動画を製作してきたUSCスキーチームのアベ・キスルビッツ氏などなど、GoProでの撮影に詳しい方々が登場します。

ポールカムで撮影アングルに幅を持たせる

彼ら全員が口を揃えてポールカムの愛用者だと言っています。ポイントはその汎用性。ポールにグリップ用のゴムを取り付けることでホールド力が上がるので、GoProでの様々な角度から撮影が可能になります。前に持ってくれば正面から撮影でき、体の全体像や滑っている斜面を捉えることができます。サイドに持ってくれば板が雪を削る迫力あるシーンを撮影できますし、背中の後ろに持ってくれば滑走のアプローチや周りの雰囲気をかっこ良く追うことができますね。

ポールが伸縮可能なものであればさらに角度をつけてよりダイナミックな撮影ができます。バックパックにポールを固定すれば頭上から撮ったりアングルのバリエーションが広がります。

ただこのテクニックは、ポールの位置や角度に気を使う必要もあるので、中級レベルのスキルが必要です。GoProを頭にマウントして撮影しちゃえば簡単ですけどね。

アングルを確認する

ホグモ氏が上の動画で語っているとおり、滑っている人を撮影する時は思っている以上に低めを捉えたほうがいいそうです。普通は動画撮影する時に、被写体の頭が見切れてしまうのは避けたいところですが...スノーボードやスキーで滑ってる場面を撮影する場合、膝下が切れてしまうと、何をやってるのかよく分からない動画になってしまいます。スノーボードなのかスキーなのか、アイススケートなのか? 必ず足先がフレームに収まるようにすることがポイントです。

一方で、カメラを頭に固定している場合は、地面を正確にフレームに捉えるのは簡単ではありません。高いアングルだとジェットコースターに乗っているように見えてしまう上に、どうやってターンしているのかが解りづらくなってしまいます。

逆にアングルが低すぎると板は見えますが奥行きがなくなってしまい、どんなところを滑っているかも分からず絵としてあまり美しくありません。真っすぐ前を見た状態で少しだけ下に視点を向けてみる、すると被写体をフレームの真ん中に捉えることができます。

あと胸の部分にGoProを固定するのも一つの手です。このやり方はあまり使われていませんが頭よりも安定するはず。頭よりも低い位置にカメラがあるので板も見えますし、それなりに高い位置で奥行きも確保できます。特にスキーの場合は手とストックがフレームに入るので、動きがよく分かる動画が撮れると思います。

「狭い心」を持とう

これはGoPro限定ですが、とても役に立つので紹介しておきましょう。

Hero 3 Blackで1080p/30fpsで撮影する時、ワイド、ミディアム、ナローのビュー設定ができます。一般的にほとんどのアクションを捉えることができますし、トリミングするときに解像度を下げなくてよいので、ワイド設定を選ぶことが多いとおもいます。

しかし、アクションカメラは基本的に170度の広角レンズです。フレームに全てを詰め込みたくなりますが、画角の端の方は歪みが出てしまいます。Hero 3 Blackは1080pよりも高い解像度で撮影が可能で、ミディアムやナロー設定でも問題ありません。画質の劣化や画像の歪みなく1080pの映像をキープできます。

設定

選手やプロが伝授するアクションカメラ撮影のテクニック(動画) 1

これもGoProに限定したことですが、GoProにはさまざまな設定オプションがあり、その数には驚かされます。アベ・キスルビッツ氏はブログにさまざまな撮影モードに関する素晴らしいまとめを掲載しています。ここではプロがよく使う3つのモードを紹介します。

2700p 30fps ワイド設定

2700pの超高解像度に標準的な30fpsの設定です。解像度が2700pととても高いので、劣化なく1080pに落とすことが可能です。光量が弱く暗い場合に最も使える設定です。必然的にファイルサイズが大きくなるので、カード容量にも注意しましょう。

1080p 60fps ミディアム設定

鮮明でスロモーション動画に向いています。レンズの歪みも少ないです。他人のアクションを撮るのに向いています。ヘッドマウントでアクションを撮影する場合には、ワイドモードが向いているかもしれません。

720p 120fps ナロー設定

こちらもスローモーションに向いています。30fpsで再生した場合、4倍遅くできます。(24fpsなら5倍)また、ナローでのビュー設定によって、レンズの歪みを完全に排除できます。フルHDだと拡大する必要あるので、絵がどうしてもぼんやりしてしまうでしょう。720pで書き出すのであれば、全く問題ないですし、YouTubeやVimeoでも充分綺麗に見えます。

工夫してみよう

アクションカメラはとても軽くて小さく取り扱いやすいため、使い方次第でいろんな可能性が広がります。ダクトテープはかなり使えますし、DIYでマウントキットを作る場合に重宝しますね。

今一番クールなのは360度撮影でしょう。ヘルメットに軸が自在に動くマウントを取り付けるだけでどの角度からも撮影することができるようになります。簡単に組み立てられるのも素晴らしい。

ただし、転倒したときのためにマウント自体はあまりガチガチに固定しないようにしましょう。むしろ取れやすいほうがよいですし、首には取り付けないようにしてください。

以上がプロが伝授するアクションカメラ撮影のテクニックです。

参考になれば幸いです。

mayumine(Brent Rose 米版