短い方が車避けやすいから? ツバメの翼が年々短く進化してるようです

2013.03.21 22:00
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つばめ飛来のシーズンですねー

ところで沿道に巣を作るツバメの翼がだんだん短く進化してきてるんだそうですよ? 調査したオクラホマ州のタルサ大学では「急旋回して車をよけやすいよう短くなったのではないか」と見ています。

同大調査班が注目したのは道路のそばに棲むサンショクツバメ(cliff swallow)です。過去30年間の動向を調べたら、人口が増えたにも関わらず自動車事故で死亡する鳥の数は年々減ってることがわかったんです。

そこで試しに自動車事故で死んだ鳥と、調査捕獲に使った網の中で偶然死んだ鳥の翼の長さを調べて比べてみたら...

車に轢き殺された鳥の翼は年々長くなってきているのに対し、網の中でポックリ死んだ(種の全体像に相当する)鳥の翼は年々短くなってきていることが判明したのです!

つまりどういうことなのか?

いろんな説明が成り立つと思うのですが、研究班では翼が短い方が「もっと素早く90ºのターンが切れる」ので、車をよけやすい形に種全体が進化している証拠なのではないか、と考えています。すばしっこい鳥は長く生き延びて子をなすため、結果として短い翼の雛が増え、こうして自然淘汰が進行中だというんですね~なるなる~。

もちろん「交通のパターン、捕食者、病気、腐食動物などなど他の要因も絡んでんじゃないの?」という声もありますが、一応そういう要因も考慮に含めた上での結論だ、と研究班。もし本当ならこんなところにも進化のパワーの動かぬ証拠があることになりますね。調査結果はCurrent Biologyに掲載中です。

因みに日本列島のツバメ飛来状況はこちらでご確認いただけますよ。→ツバメの観察マップ 見つけて渡り鳥 日本野鳥の会。コメント読んでると春感じて和みます。


Current Biology via Nature
Image by Takashi(aes256) under Creative Commons license

Jamie Condliffe(原文/satomi)

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