名刺の半分以下。1時間で遺伝子検査できるパナの凄腕チップ(動画あり)

2013.04.17 21:00
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検査結果を3日も一週間も待たなくていい! 
血液1滴で採血からたった1時間で遺伝子検査できる! 

そんな小型チップをパナソニックがベルギーのIMECと共同で開発しました。日本では2月に流れたニュースですが、DigInfoの英文記事のお陰で海外でも話題。

血液と薬液をチップに入れてセットするだけで、血と薬を混合→DNA抽出→SNP(一塩基の個体差)を含む目的の領域を増幅→DNAフィルタリングでDNAを長さごとに分離→SNP識別まで全自動で行えるので、薬の処方や副作用や診断もその場でできちゃうのだそうな。すごいですねー。

高速で処理できる秘密、それは温度を絞って狙った領域のDNAを分けるPCR(polymerase chain reaction)技術にあります。パナソニック先端技術研究所主幹研究員の山下一郎氏はDigInfoの動画でこう話していますよ。

いわゆる熱分離設計をしっかりやることによって、普通30回温度サイクルをかけるんですが、我々は、9分で30回を完了するという高速なPCRを作ることができました。これは世界の中でも最速のPCRの1つだと考えています。

全部一体化する部分で力を入れたのがアクチュエータ(能動素子)で、これは小型化できる力の強いものを開発しました。こんなちっちゃいのに30気圧まで出るそうな。 

「最終的には電池で駆動できるようになっていますので遺伝子組み換え食品の検査も倉庫でその場でできる」

テーラーメイド医療、モバイル検査の時代到来ですね。


プレスリリース via DigInfo日本版

satomi(Lily Newman/米版

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  • 大野 典也|講談社
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