必見。3Dプリンタで兵器を作る運動を広める大学生の実録「Click. Print. Gun.」(動画)

2013.04.01 23:00
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兵器印刷用のデジタルファイルをネットで広めて、みんな自作兵器で武装しようぜ、という動きがあるの知ってます?

これはその3Dプリント兵器ムーブメントの内幕に迫るMotherboard製作ドキュメンタリー「Click. Print. Gun.」。25日YouTubeに公開され3日で280万PV突破、今最注目の映像です。

24分の映像の主人公は、Defense Distributed社の代表としてこの動きを牽引するテキサス大法律学校院生コーディ・R・ウィルソン(Cody R. Wilson)君、25歳。

ウィルソン君はウィキ兵器を提唱する映像(下)で製作者の目に止まりました。



面白い奴だな、と思ってテキサス州オースティンにある彼の倉庫・アパートまで早速飛んでいったんですが、いざ会ってみたら「10秒置きに携帯チェックする、相手の目を見て物を喋らない、なにかって言うと『言ってる意味わかる?』と念押しする人」だったのだとか。自宅には1辺1.5mもある星条旗がかかっています。

で、話もそこそこに出てきたのが、CADファイル。

目下、彼のチームが取り組んでいるのはアサルトライフルAR-15(コネチカット小学校銃乱射で使用された武器)のローワーレシーバー(銃本体を格納する下部レシーバー)と30発のマガジンクリップ(挿弾子)なんですが、そのローワーレシーバーのCADですね。

これで刷ると7時間でローワーレシーバーができちゃうんだそうですよ?

マガジンクリップに力を入れてるのは米国内でアサルト銃市販禁止法制化の動きがあるから。そんなの禁止してもホラこんな簡単に刷れるんだから銃規制なんて所詮は無駄骨なんだよ...ってこと示すのが目的で刷っているのです。

まあ、動画では「(大統領から銃規制の陣頭指揮を任された副大統領の)ジョー・バイデン? この国は老人のものじゃない」と言って銃をバンバン撃ちまくる仲間も出てくるし、武器を愛でながら「今のアメリカの何がスバラシイって武器がオンラインで買えちゃうところだね」と笑うウィルソン君の顔見ると、「なんだ!ただの銃オタ!銃規制反対派じゃん!」と思ってしまいますけどね。

そういう個人の趣味・政治的信条だけでは片付けられない、今の銃規制の枠に収まり切れないニュー・リアリティーがものすごい勢いで成形されつつあるのは事実。全映像・解説は以下リンク先で。


Motherboard

satomi(Casey Chan/米版
 

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