4日にFacebook Phone発表? 「Android上の新しいホーム」って何?

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電話なのか、それともアプリなのか...。

今週4日(日本時間5日午前3時)、Facebookが「Android上の新しいホーム(new home on Android)」を見せてくれるんだそうです。その意味するところは何でしょうか? まだわかりませんが、ついにFacebook Phone発表でしょうか? または、単なるアプリの発表でしょうか? 我々は以下のように考えています。

発表イベントへの招待状には、こうあります。

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「私たちのAndroid上の新しいホームを見に来てください。」

FacebookのAndroidにおけるホームといえば、Facebookアプリはすでにあります。なのでそれの新バージョンということもなくはありませんが、それで報道機関を集めて大発表とは考えにくい(というか僕らもそれで呼ばれてたら持たない)です。なので、それよりは大きな話題のはずです。

では、アプリより大きくてAndroid関係の何かとは、何でしょう? 噂とか期待とか妄想が入り混じったものになりますが、やはり満を持してのFacebook Phoneカスタマイズ版Androidを搭載してやって来るんでしょうか?

ついにFacebook Phone?

Facebook Phoneがどんなものか、想像するのはそんなに難しくありません。AmazonにおけるKindle Fireと同じようなものになると思われます。つまり、素のAndroidを元にしつつ独自にカスタマイズして、それに最適なハードウェアを端末メーカー(HTC噂される)に作らせるんです。それはAndroidを使ったことのある人にとってはなじみのあるインターフェースになり、通常のアプリもすべて動くと思われますが、Facebookの機能が前面に打ち出されるはずです。Facebook部隊が自社で作ったソフトウェアを提供し、HTCが良端末(HTC Oneかも?)をそれに向けてカスタマイズします。

そしてプラットフォームのいたるところにFacebook関連の機能をちりばめるんです。

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たとえば写真であれば、共有先はタイムラインでもFacebookチャットでも、Facebookへの共有がデフォルトになるでしょう。

ちょっと何か思いついたときには、Facebookの近況アップデートへのショートカットがど真ん中に控えています。

ニュースをさっとチェックしたければ、ニュースフィードが主な行き先になるでしょう。ロックスクリーン上でもホームメニュー上でも、ソーシャルに重点が置かれます。

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通話に関しては、面白いことに、Facebookではすでにボイスメッセージ機能を発表していて、VoIPに本格的に乗り出すことへの興味も示しています。なのでFacebook Phoneにはおそらく、Facebook経由の通話機能もあると考えてよさそうですが、形態としてはNextelのChirpのようなメッセージシステムか、一般的な電話のような双方向通話かがありえます。この機能がOSにしっかり組み込まれているなら、我々にとっても大きなメリットがあります。Facebook上の友達と簡単に通話ができるんです。電話番号を覚えたり、入力したりする必要もないってことです。

Facebookにはそれ以外にも、有利な点がたくさんあります。PokeとかInstagram、カメラ、メッセンジャー、メインのFacebookアプリを開発する中で、Facebookはすでにスマートフォンに必要な機能をかなりの数作り上げているんです。ただしその一部はiOS主導でしたが、Androidでも同じことができない理由はありません。おそらく、単に適当なHTC端末にFacebook機能をプリインストールするということではなく、AndroidスマートフォンのコアをFacebook用にカスタマイズしたもので置き換えることになるでしょう。そうすることで、みんなが日々電話を使ってすることのほとんどが何らかの形でFacebookに関わるようになります。これは人によっては便利でもあり、恐怖でもあります。

Kindle Fireでつねにゆるやかに購買を促されるのと同じように、Facebook Phoneでは共有、共有、そして共有を勧められるのでしょう。そして多分広告主が食い尽くすであろう位置情報を使った機能もあるんでしょうね。

過去の失敗

実は2011年にも、ある意味でのFacebook Phoneが存在していました。HTC Senseが「ちょっとこの電話にFacebook機能くっつけようぜ」的なアプローチで作ったもので、そんな後付け感のあるものでした。「組み込まれた」というより「くっつけられた」感じのするバンドルソフトウェア以外では、その端末の「Facebookらしさ」を感じさせる点はFacebook専用ボタンでした。それを押せばFacebookで共有ができるってやつです。ギミックとしてはアリといえばアリですが、AndroidにFacebookを適当にくっつけた感がますます強調されていました。そのボタンを押すと機能が立ち上がるのに実際使ってみると煩雑でもあり、しかも端末は全体的に残念なものでした。

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Facebookが再度この過ちを犯すことはないでしょう。今回HTC製のFacebook端末ができるとしたら、芯からFacebook独自のものになるはずです。

でも、Facebook Phone実現への障害は他にもありえます。Facebookは自社のブラウザを持っていませんし、グラフサーチのモバイル版はまだ開発中とも言っています。ザッカーバーグも、「うちが携帯作ったってしょうがない」とも言っています。

じゃあやっぱりアプリ?

「Androidの新しいホーム」のもうひとつの解釈は、新しいホームスクリーンです。Androidの新バージョンではなく、Facebookロゴ付きの端末でもなく、既存のAndroid端末からダウンロードできるものです。

それでも、十分インパクトの大きいものにはなりえます。

Facebookアプリがホームスクリーンにあって、それが超グラフィカルな中枢機能を担うとしたら、アプリであっても「Facebook Phone」に期待されるいろんなものを提供できます。もしFacebookが独自フレーバーのAndroidを作るのではなく、HTCのようなメーカーとも組まないなら、こうしたアプリは制限なく提供できるはずです。そこには広告もしっかり付いてくることでしょう。

ニュースフィードが刷新されて電話におけるメインアトラクションになることは、Facebookにとって追い風のはずです。そしてユーザーにとっても、それを求める人であれば同様に喜ばしいはずです。Facebookのモバイルでの利用度は高く、電話を開いて最近のアップデートとアップロードをチェックし、受信箱を見ただけでポケットに戻すという行為は非常にありふれたものになっています。我々がスマートフォンですることのかなりの部分はFacebook関連になっているので、その一部をパーマネントなLCDスロットに入れ込むのは有意義だと思われます。それにFacebookにとっては、Facebook Phoneを作るほどのリスクとか費用を負担する必要がありません

まとめると

Facebookは、より多くの利益を生み出すため、株主にオフィスを燃やされないために、スマートフォンでの存在感をより大きくする必要があります。スマートフォンに向けたアクションは広告に向けたアクションであり、つまり収益を意味します。そんな彼らのスマートフォンでの拡張には、ふたつのあり方が考えられます。FacebookバージョンのAndroidを搭載したFacebook Phone、あるいはすべてのAndroid端末で使えるホームスクリーン的機能を持ったアプリです。

または何かまったく違うものかもしれません。ザッカーバーグはただ世界中のテックライターを呼びつけて小突きたいだけかもしれません。

とにかく、4月4日太平洋時間10時(日本時間5日午前3時)、Facebookが言う「Android上の新しいホーム」とは何かが明らかになります。

Sam Biddle(原文/miho)