【BLACKのTED出演記 Vol.01】ジョブズも出演した世界最大級の講演会に、空気を読まずヨーヨーで出演してしまいました。

2013.04.28 11:00
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みなさん初めまして。ヨーヨーパフォーマーのBLACKと申します。

一応、2001年・2007年の世界チャンピオンです(微妙に年度が古くてすみません)。最近はヨーヨーのスーパープレイ動画も数多く、YouTube等でご覧になったことのある方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、今回僕がギズモードに記事を寄稿する事になったのは、自分のテクニック自慢などではなく(テクニックならば、現役選手の子達の方が上ですので...)、TEDという講演会に出演した経験について書いてみないか、とお話をいただいたからです。



TEDって何?


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TEDとは、一言で言うと「講演会」です。

テクノロジー・エンターテインメント・デザインなど様々な分野について、各界を代表する人物がプレゼンテーションを行なうイベントで、過去にはクリントン元大統領や、Wikipedia創設者のジミー・ウェールズ氏、故スティーブ・ジョブズ氏など、名だたる方々が登壇されています。

日本でも、NHKの番組「スーパープレゼンテーション」にて、過去の講演内容が紹介されていたりします。

そんなTEDに、2013年、唯一の日本人として出演させていただいてしまったんです。


なんでそんなすごいイベントに出れたの?


全くですよね。僕が聞きたいくらいです。分不相応甚だしいです...!

実は、オーディションがあったんです。例年のTEDでは、独自の基準により、上記のような著名人を中心に登壇者が選出されていたのですが、今年開催されたTED2013については、TED史上初めて、登壇者を選出するオーディションが行われたんです。

世界14都市で開催され、東京もそのうちの1都市でした。

東京だけでも数百を超える応募があったそうなんですが、紆余曲折の末、ありがたいことに日本からは僕一人が選出されました。オーディションの様子はこちら↓。



出演が決まってからは、どんな準備をしたの?


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今回僕は、TED側から、スピーチを2分間、パフォーマンスを6分間の計8分でプレゼンテーションを構成して欲しい、と指示を受けました。オーディションではパフォーマンスしか行っていなかっただけに、スピーチもして欲しい、と言われたのは意外でした。

まずスピーチについては、過去に出演したTEDxTokyoで行ったスピーチを再構成する事にしました。(TEDxとは、TEDの仕様をベースに世界各国で独自開催される、フランチャイズ版のようなもので、TEDxTokyoは、日本最大のTEDxイベントです。)


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TEDxTokyo代表のパトリック・ニューウェル(Patrick Newell)氏は、TEDxイベントを世界で初めて開催した方で、本家TEDの雰囲気も熟知しており、まずは彼に相談することにしました。彼は、親身に相談に乗ってくれた上で、こう言いました。

「スピーチの内容は、TEDxTokyoで話した内容を、そのまま詰めればいいと思うよ。けど、パフォーマンスについては、本家TEDの聴衆はシルク・ドゥ・ソレイユ級のパフォーマンスすら見慣れているような人達だから、かなりがんばらないとね。」

と、無理ゲーとしか思えないほどにハードルを上げてくれました。


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自分だけの力ではどうあがいてもムリとしか思えなかったので、パフォーマンスについても、大御所の力を借りることにしました。ずばりポイントは、音楽と振り付けでした。

音楽については、深澤秀行さんという方にオリジナル楽曲を製作いただきました。ゲームの『ストリートファイター4』や、アニメ『ビビッドレッド・オペレーション』、『悪の華』などの音楽を制作された方です。

ご多忙な中、細かい注文にも丁寧に応えてくださり、最高の楽曲が出来上がりました。初めにサンプルを聞いたのは外出先だったのですが、人目もはばからず、目に涙してしまいました。ハタから見たら不審者そのものだったと思いますが、曲だけで泣いてしまうくらい、感動的な楽曲だったんです。


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また、振り付けについては、シルク・ドゥ・ソレイユで約10年の出演経験のあるフィリップ・エマール(Philippe Aymard)氏に教えを乞いました。ヨーヨーの技術自体については多少の覚えはありましたが、舞台の使い方や間の取り方などについては素人同然でしたので、氏の教えはまさに僕が求めている物でした。


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他にも、ショー用にサイズアップしたヨーヨーなども準備し、2013年2月24日、ついに出国の日がやってきました。


現地の模様は、また次回...!


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現地では、最も不安だった「登壇者をはじめ、セレブな皆さんとの交流なんて、まともにできるのか...?」や、スポンサーさんが本気を出し過ぎなギフトバッグ(推定20万円相当)、そしてSIMロックフリー端末&cheeroモバイルバッテリーはやっぱり最強だった、など本番前にもイベント尽くしだったのですが、そのあたりはまた次回書かせていただければと思います。



(BLACK/Official Website

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