Galaxy S4完全レビュー! これがサムスン期待の星だ

2013.04.26 14:40
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

20130426galaxys4-2.jpg


1週間使いまくってみた米Gizmodoのフルレビューです。

果たしてその感想は? 発表直後のハンズオンでは、「サムスンはチャンスを掴み損ねたように感じる。他Android端末に王座を渡しかねない隙を与えてしまったのではないだろうか...。」と、いま一つとコメントした米Giz。1週間使い倒してみると、ハンズオン時よりもずいぶん好印象に変わったようです。変わったことは変わったのですが...、まぁ見て行きましょう。


Galaxy S IIIは、クパチーノ以外で生まれたスマートフォンの中で世界最大の売り上げを誇っている。その後継機となるGalaxy S4にはもちろんかなりの期待が集まっている。
初めのハンズオンでは、いま一つに感じたが、1週間共に過ごしてS4のことを知れば知るほど、最高端末だと言える点もでてきた。


Galaxy S4とは?


サムスン期待の星、次世代を担うべきスーパーヒーロー端末。5インチ(1080p)のSuper AMOLEDスクリーンと激速クアッドコア1.9GHz Snapdragon 600プロセッサが魅力。RAMは2GB、カメラは13MP、LTE、NFC対応。バッテリーもパワーのある2600mAh。赤外線でホームエンタメの管理も可能。Android 4.2.2.に加えサムスン独自のTouchWizが搭載。米国内では、全キャリアで数週間内に発売開始予定。


デザイン


Galaxy S IIIユーザーなら、S4の見た目も馴染みがあるもの。角は丸みがあり、エッジはメタル、指紋が尽きやすい背面パネルはプラスティック。見た目の安っぽさはS III同様に残念ながら健在。ただ、背面パネルは取り外し可能という実用的な面がある。外すとバッテリーの交換やmicro SDカードによる容量アップが可能。しかし、ぶっちゃけ多くのユーザーはこの機能性よりも見た目の美しさの方を重視するだろう。例えば、HTC Oneのような端末を好む人の方が多いと思われる。


20130426galaxys4review01.jpg


デザイン面で最も高評価なのは、S IIIの4.8インチからS4で5インチへとサイズアップしたことだろう。一方で、端末のボディ全体は、より薄く細くなり握りやすくなっているのも良い。フレームのベゼルがサイズダウンして存在感を消し、その分ボディの前全面がスクリーンのような作りも素晴らしい。スクリーンで言うと、今までのサムスン端末の最高傑作とも言える。色(特に緑と青)が引立ち、441ppiで文字もシャープである。また、画面が大変明るく、太陽の下でも見やすい。AMOLEDのおかげで、黒も深みがある。
が、ここでも言わせてもらえば、ライバル端末のHTC Oneのスクリーンの方が好ましいのだが。その理由はスクリーンのマット感と色の正確さにあるのだろう。


20130426galaxys4review02.jpg


グーグルのNexus端末が物理ボタン排除の方向にあるなか、サムスンは逆の選択をしたようだ。S 4には、3つの固定ボタンが置かれている。タッチするメニューボタンと戻るボタン、そしてホームボタンは押すことのできる物理ボタンである。この配置はスペースの無駄ともとれる。しかも、メニューボタンと戻るボタンはタッチしなければ光らないので、どっちがどっちだか忘れてしまい操作ミスにつながる。これは確実にイライラを誘う。
また、端末上部に赤外線ブラスターがついており、これでテレビ等を操作できるのだが、これは探さないと見つけられないほど気にならないデザインになっている。



使用感


ハンズオン記事でも書いたが、S4は機能がデフォルトで山盛りついてくる。例えばAir View、クリックせずともに指をスクリーン上にかざすと情報を見ることができる。例えばAir Gestures、端末前で手をひらひらさせると、タブや写真の切り換えができる。例えばSmart Scroll、端末を傾けることでスクロールができる。例えばSmart Pause、動画再生中にスクリーンから目を離すと自動で停止する。例えばGroup Play、選択した動画やゲームを同じWiFiを使うことで友人と共通できる。と、こんな具合でとにかく盛りだくさんである。

これらの機能について何よりも言いたいのが、ほとんどの人がいらない、使わない機能だということ。なくていいのだ。

では、なぜ使わないのか? 理由は山ほどあるが、例えばAir Viewならばサムスン独自のアプリでしか使えないからだ。GamilでもChromeブラウザでも使えない。そのうえ、例えサムスンアプリで使っても上手く動かないことが多い。Air Gestureは、実際に画面を触るのと大差ないうえに、不確かだし使い勝手も悪い。Smart Scrollは動きが悪くて頼りにならないし、Smart Pauseなんて不必要の極み。もしかして、もーしかして使うとすれば、運転中に端末に手をヒラヒラさせて電話にでることができる、くらいだろう。しかし、国や州によっては、運転中の電話の使用全般が問題視されているのでどうだろう。それを考えると、もし役立つとしたら、カニやチキンを手で食べてる時にタオルがなくて、手がべたべたのまま手をヒラヒラさせて電話にでる時くらいだろう。

つまり、これらの機能はただのギミックでしかない。変化は必ずしも、改良につながるとは限らない。むしろ改悪な結果となる場合も多いのだ。

ま、これらの機能は設定でオフにすることができるのがせめてもの救いである。この不必要な機能を無視してしまえば、その先にあるのは悪くない端末の姿。高画質のゲームも速く美しい。プリインストールのスライディングキーボードも他社(例えばHTC)よりも優れている。キー間の十分なスペースや数字の列があるのが使い勝手がいい理由である。しかし、オートコレクト機能はいただけない。これなら、Jelly Beanの方がましだ。レビューで使ったネットワークは、T-MobileのHSPA+ 42だが、データスピードもコネクションも問題なかった。

テレビアダプタ等のS4周辺機器もたくさんリリース予定だが、S4の発売と同時にリリースされるのは、S View Flip Coverのみである。本体の背面がプラスティックで安っぽいので、このカバーをつけたほうが見た目がよくなる。カバーの開閉を端末が読み取れるので、開閉によってライトが点灯するバッテリーに優し作りだ。(※AMOLEDは黒画面時はいっさい電力を使わない。)カバーが閉じていても、手ヒラヒラで電話に出る機能は使える。


20130426galaxys4review03.jpg


おおまかには悪くないのだが、やはりカバーを装着することで、使い勝手は多少わるくなる。カバーと言っても全面保護のために開いて使うタイプのものなので、両手を使わなければ画面を触れないという面倒臭さがある。カバーを閉じたままでも、写真はとれるが、レンズ前には透明プラスティックカバーがあるのでそれも難点。また、ボリュームボタンの操作もしにくい。また、カバーの価格が60ドルと高額である。こうなると、カバーはもうなくていい。60ドルの価値/利点はない。


20130426galaxys4review04.jpg


カメラ


カメラのライティングでいうと、ベストとは言えない。が、画像はシャープで奥行きの表現も思った以上だ。色はリッチで、動画も良い。flickrのサンプルギャラリーでチェック用の写真もりだくさん。

S4と他端末のカメラ写真比較画像は以下に。


20130426galaxys4review05.jpg


フラッシュ使用時


20130426galaxys4review06.jpg


フラッシュ無し


20130426galaxys4review07.jpg


屋外

カメラアプリのモードセレクションは、Galaxy CameraからS4にも採用されたホイール式。テストしたスマートフォンのモード切り換え方法では、1番直感的で使い勝手は良かった。


良いところ


何よりもバッテリー。RAZE MAXX HDほどはないが、今年のスマートフォンではベストと言える。しかし、テストでは、前述の通りT-MobileのHSPA+ネットワークを使用しているので、これがより電力を喰うLTEだとどうなるかはわからない。(公平に比較するとHTC Oneより1時間多く保つ、くらい。)
しかし、テスト期間中S4は、帰宅後の夜の充電のみで、バッテリーを持ち歩く必要がなかった。これはパワフルな2600 mAhの力だろうし、AMOLEDの省電力の賜物でもある。と言っても、同時にプロセッサが馬力を必要とするので、プラマイ0だけど。

スクリーンは昨年の S IIIと比べて、大きなジャンプアップだ。シャープで美しい、文字が読みやすい。カメラアプリも使いやすい仕様である。
全体で見ると、S4は、昨年のS IIIの後継機としてよく改良されている。


ダメなところ


良いところがあれば、悪いところもある。全体的によくまとまっているとはいえ、まだ問題はあるのだ。正直、S4に対して大きな驚きはなかった。ソフトウェアが原因の1つだろう。前述の革新的な機能が全く使い物にならずイライラするだけという点をさしひいても、まだ問題は残る。そもそも、UI自体の改良が足りない。例えばMulti Windowという基本機能。これは、左横にあり引っ張りだすとお気に入りアプリにすぐアクセスできるというものなのだ。が、この引っ張りだすタブがずっといつでも表示されているのだ。動画見ている時も端っこにずーーーーっとある。実は戻るボタンを長押しするとMulti Windowは消える仕組みになっている。が、これに気づけば問題ないのだが、この操作が直感的でないときている。


20130426galaxys4review08.jpg


また、Watch Onというアプリは、番組表とリモコンのミックスのようなものなのだが、そんなことはどうでもいいほど使い勝手が悪い。なんやらかんやらごちゃ混ぜに情報がはいってしまうのだ。とにかく使いづらい。

ソフトウェアの1番の難点はどこか。それは端末動作を遅くしてしまうところ。遅いと言ってもそんな遅いわけではない、しかし本来もっと速くできただろというスピードではある。S4は、1.9GHzのSnapdragon 600プロセッサである。しかし、例えば、本記事で何度も比較対象として登場しているHTC Oneも同じプロセッサを使っているのだ、ただこちらは1.7GHz。ならばS4の方が速いはずなのにそうでもない。たしかに、ベンチマークではS4の勝ちだ。が、UIの操作やスクロールのスムーズさ、アプリの起動や、写真撮影ではHTC Oneの方が3倍速いのである。カメラで言うと、S4は実にシャッター押すのに1秒ほどかかってしまうのだ。

スピードを改善する方法はいくらでもあるだろう。が、テストは発売され手元に届くものの状態で行なう以上、このスピードは問題だ。

また、音もS4の持つ問題点の1つである。未だにスピーカーはちっこいのが1つ、背面の下部についているだけ。着信音が聞こえないこともしばしば。また、通常テーブルの上に端末を置く時は、スクリーンが上になるように置くことが多いと思うが、このスピーカーの位置だと、これでますます音が聞こえにくくなる。音を考えると、これもHTC Oneの圧勝である。


20130426galaxys4review09.jpg


さらに、HTC Oneの圧勝と言えば、暗所でのカメラ撮影。上の画像を見れば一目瞭然だろう。太陽光の撮影では、わずかに勝ったS4だが、暗所となればその影も薄い。もちろん、カメラアプリをNight Modeに手動で設定し暗所撮影をより快適にすることは可能だが、代わりにノイズが多くでる。
全体でみると、ライバルであるHTC Oneに様々な点で若干負けているうえに、S4にはこれと言った大きなプラスポイントがないのである。


買うべき?


Galaxy は、まちがいなくいい端末である。が、ライバルのHTC Oneとどちらを買うべきかというと、S4を選ぶべき絶対な理由はとても少ない。

・キャリアがVerizonの人。VerizonはHTC Oneリリースなし。(米国の話)
・容量追加したい、バッテリーを外したい
・バッテリーの保ちが心配。そこ1時間でも長い方がいい。

以上。少ない。
しかし、S4が悪いわけでは決して無い。HTC Oneをのぞけば、間違いなくベストな端末である。つまり、HTC Oneがすごく良いのだ。もし、サムスンが不必要なギミック機能を忘れて、基本UIの使い勝手にもっと注力していれば、あるいは結果は違ったのではと思わずにいられない。


スペック


・OS:Android 4.2.2、TouchWiz UI搭載
・CPU:1.9 GHz、クアッドコアSnapdragon 600
・スクリーン:5インチ、1920x1080 Super AMOLED (441PPI)
・RAM:2GB
・容量:16GB 又は 32GB、micro SD (64GBまで)
・カメラ:13MP、前面カメラ2MP
・バッテリー:2600 mAh Li-Ion
・サイズ:5.38 x 2.75 x 0.31インチ
・重さ:4.59オンス(約130グラム)
・価格:200ドル(米国内、2年契約しばり)



そうこ(Brent Rose 米版

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Samsung Galaxy Tab 2 (7-Inch) 8GB/Android 4.0 GT-P3113 並行輸入品/wifi only model
  • Samsung
お問い合わせフォーム

 お問い合わせフォームを表示

お知らせ
GIZMODO TEAM
アイコンアットラージ
小林弘人infobahn Inc.
編集長
尾田和実 *
副編集長
松葉信彦 *
編集部(問い合わせ先
鴻上洋平 *
鈴木康太 *
河原田長臣 *
嘉島唯 *
satomi
junjun
湯木進悟
そうこ
mayumine
mio
miho
Rumi
mana yamaguchi
たもり
ライター
武者良太
三浦一紀
野間恒毅
鉄太郎
佐脇風里
小暮ひさのり
奥旅男
KITAHAMA Shinya
塚本直樹
ハヤシミキ
徳永智大
ゲストライター
OZPA
するぷ
またよしれい
安齋慎平
デザイナー
前田龍一
広告営業(問い合わせ先
城口智義
津田一成
及川恵利
土井孝彦
碓井真紀
手島湖太郎
広告進行
前山尋美
長老
清田いちる
パブリッシャー
今田素子 *
* =[mediagene Inc.
サーバ管理
heartbeats
about GIZMODO
ギズモード・ジャパンについて
・ケータイ用サイト
携帯版QRコード ・iPhoneアプリ
iPhoneアプリ ・スマートフォン用サイト
スマートフォン版
日刊メルマガ
記事配信中のニュースサイト
Yahoo! ニュース livedoor NEWS MSN デジタルライフ mixi alt="アメーバニュース exciteニュース antenna製品情報および投稿希望者のお問い合わせ

郵送の方は下記宛へ資料等をご郵送ください。

150-0044
東京都渋谷区円山町23番2号 アレトゥーサ渋谷6F
株式会社メディアジーン
Gizmodo Japan編集部宛

広告募集! ギズモードはスポンサー様のおかげで、今日も更新できています。もし「バナーを出稿しようかな」と思いましたら、こちらをご覧ください!
媒体資料をダウンロード
広告に関するお問い合わせ
どうぞよろしくお願いします!

・関連メディア