Instapaper、Diggと同じ会社に買収される

Instapaper、Diggと同じ会社に買収される 1

でも大丈夫、これからも使えそうです。

Instapaper創業者のマルコ・アーメント氏が、同社の株式の過半数をBetaworksに売却しました。Betaworksはかつて失速していたDiggを買収、再生した会社です。

最大の疑問は、Instapaperどうなっちゃうの? ってことです。今、ブックマーク/モバイルリーダーアプリのトップの座にあるInstapaperは、その優れたデザインとエンジニアリングが高く評価されてきました。Diggはもうほとんど終了かというタイミングで買収されましたが、Instapaperは勢いのあるサービスです。

この買収を公表したのはアーメント氏本人で、自身のブログにその思いが書かれています。いわく、2008年にInstapaperをローンチしたときに思っていたよりも規模が大きくなってしまい、自分ひとりでは回らないと感じるようになっていたそうです。またアーメント氏は、既存のInstapaperユーザーが今後もちゃんとケアされるよう手配しているとのことです。

今回の取引は、Instapaperの健全性と継続性を最優先にするよう、今後の安定運営でインセンティブが出る仕組みにしました。僕自身もこのプロジェクトへのアドバイスは続けますし、BetaworksはInstapaperの運営を引き継ぎ、スタッフを増やしたり、拡張のための開発をしていったりします。

つまり、巨大企業が小さな企業を買って既存のサービスを閉じ、技術だけを別のところで使うっていう残念なタイプの取引ではないってことです。Instapaperはこれからも使えるはずです。それにBetaworksはDiggをたった6週間で再生させた力量のある会社ですし、Googleみたいな巨大企業でもありません。

でもBetaworksがInstapaperの技術の別の使い道を考えているだろうことは、十分考えられます。特にDiggがRSSリーダーを今年夏にローンチ予定なのでピンと来ます。優秀なモバイルリーダー/ブックマークアプリであるInstapaperは、基本的にオンラインで読む面白い情報源であるDiggと相性が良いはずです。一緒になれば、理想とされるような相乗効果が生まれそうです。

アーメント氏は2008年のローンチ以降Instapaperでとても良い仕事をしてくれてたのに、それを第三者に手渡してしまうのはちょっと悲しい気もします。でも少なくとも、彼はInstapaperを食い物にする巨大企業じゃなく、ちゃんと大事にしてくれる小さな会社に引渡したんです。

PaidContentにはアーメント氏のインタビューが掲載され、新生Instapaperの見通しについて語られています。

僕がこれまでやりかけていたメジャーな機能がたくさんあって、Betaworksがそれを完成に向けて引き継いでくれます。僕はアプリのデザインを新鮮にしたかったり、新しいサイドバーだったり...やりかけたものもあるし、手を着ける時間がなかったものもあります。Instapaperはいつも、機能満載にすることよりも基本をすごくちゃんとやるってことを重視していてきました。これから、そんなたくさんの仕事をきちんとこなしていけるスタッフも付いて、前に進んで行くと期待しています。

これからもInstapaperが良いものであり続けるように、アーメント氏が最大限手を尽くしてくれたみたいですね。それも含めてアーメントさん、おつかれさまでした!

Marco.orgPaidContent

Mario Aguilar(原文/miho)