今度はロシアでネット検閲が活発化

今度はロシアでネット検閲が活発化 1

今のところ、明らかに有害なコンテンツだけ削除ですが。

中国とかイランがインターネットを厳しく検閲しているのはこれまでも知られていましたが、今度はロシアでも検閲の動きが活発化しているようです。

ニューヨーク・タイムズによれば、ロシア当局が「児童に対し有害または違法と考えられるコンテンツをブロックする」新法案を根拠にしたコンテンツ削除要請を多発しているそうです。FacebookTwitterYouTubeに対して削除要請が出されていて、今のところYouTube以外はおとなしく従っています。

その新法は去年11月に施行されたもので、目的は政府が児童を保護することにあります。ニューヨーク・タイムズにはこう書かれています。

この児童保護を目的とした法律によって、政府当局から企業に対し個々のポストのブロックを要請できるシステムが構築された。これで政府はFacebookやYouTubeといったサービスを全面的に禁止しなくても有害コンテンツを削除でき、全面禁止によるロシアの対外イメージダウンや国内インターネットユーザーの反発を防ぐことができる。

今のところ、その法律の運用はまっとうな範囲に収まっていて、反政府的なサイトへの圧力などには使われていないようです。Facebookでは自殺をテーマとしたユーザーグループを、Twitterでは違法ドラッグ取引に関連するツイートを、それぞれ削除させた程度です。でもあらゆる検閲と同じように、そのうちもっとグレーな部分が必ず出てきて、何は削除すべきで何はそうでないか、コンセンサスが得られにくいケースがあると思われます。そんなときロシア政府は、そしてFacebookやTwitter、YouTubeやGoogleは、何を重視して判断するんでしょうね。 

New York Times

Jamie Condliffe(原文/miho)