「惑星の愛称募集は詐欺、正式採用されない」と国際天文学連合が警告、主催者反論

「惑星の愛称募集は詐欺、正式採用されない」と国際天文学連合が警告、主催者反論 1

「有料の愛称募集コンテストは詐欺、ネット人気投票で優勝しても正式名称にはならないので気をつけてください」

...と国際天文学連合(IAU)が異例の声明を発表し、「愛称って最初から断ってるじゃん!」とコンテスト主催者がカンカンになって反論してますよ。

声明では直接名指しは避けているものの、タイミング的に見て、現在そういう企画を進めているのは、地球直近の「リギルケンタウルスBb」命名コンテストを3月19日から主催中のUwingu社ぐらい。ここがターゲットなのは誰が見ても明らかです。

まあ、命名には一定のルールがあるので、それに従わない非公式な名称は混乱を招きます。

IAUも外惑星・星に名前をつけたい人向けに「Naming Astronomical Objects」という特設ページを持ってるので、正式な命名の「唯一の権威」はうちだ...とひとこと断っておきたかったようですね。

これに対し、元NASA科学者の同社CEOアラン・スターン(Alan Stern)氏(IAUメンバー)は、「うちは全員ボランティアでやってる。集まったエントリー料(5ドル弱)と投票料(99セント)は全部研究基金に充てるものだ」、「IAUの正式名称と誤解を生むような表現をしたかのような書き方をしてビジネスを中断させるなんて信じられない」とSpace.comに激白。月曜反論の声明を出し、コンテストの締め切りを15日から22日に延期しましたよ。

声明ではIAUも「宇宙の発見・研究にもっと深く関わりたいという一般の関心の高まりに対応するため」、年内にいくつかの外惑星に「愛称」をつけることも各種委員会と検討したい意向だ、と述べています。なるほど...。

IAU via PopSci, Space.com

Lily Newman(米版/satomi)