ボート潜伏中のボストン爆破容疑者のサーマルビジョンが丸見え過ぎて泣く(動画あり)

まるで映画「コクーン」のエイリアンみたいに光って動く容疑者...

2:10から炸裂するのはフラッシュバンですね。

ボストン・マラソン爆破容疑者逮捕で使われた道具類で最注目の赤外線暗視カメラ、その後(米時間日曜)もっと詳しいヘリ空撮の映像が公開となり、あまりの鮮明さに改めて衝撃が走っています。

ご覧の映像がそれ。シートカバーに覆われたボートの底に身を潜めて夜の帳が降りるのを待つジョハー・ツァルナエフ(Dzhokhar Tsarnaev、ジョハルとも)容疑者を、マサチューセッツ州警ヘリ搭載のFLIR(前方監視赤外線)カメラが煌々と映し出してゆきます。「煌々と」というか、実際には光も当てずに体温の発する赤外線だけを可視化しているわけですが...ここまで細かく見えるとは...。

 

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7:19 pm:ヘリが上空からボートに接近してゆきます。まだ舳先のこのアングルからは内部の様子は見せません。

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7:22 pm:横に回りこんでみると...カバーの下に人がいるのがボーッと光って見えます。映像では動いてるのもしっかりわかります。

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7:35 pm:カメラを赤外線から普通の撮影モードに切り替え、前線部隊がカバーを除去する作業を監視します。

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7:36 pm:カバーを外し、ツァルナエフ容疑者の生存を確認。

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使用した州警ヘリ(Eurocopter AS-355N Twinstar、写真右)にはFLIRカメラの他に、GPSやデジタル動画ダウンリンク(リアルタイム転送技術)が搭載になってます。

FLIR自体は昔からある技術で、初期プロトタイプが作られたのは50年代だし、40年前から幅広い分野で使われているものですけど、先週のマンハント(容疑者捜索)の最終局面をまさかFLIRで眺めることになるとは...実効性を改めて見せつけたかたちですね。

因みに捜査で威力を発揮した技術とは裏腹に、まったく役に立たなかったのが顔認識です。ツァルナエフ兄弟には運転免許の写真、パスポート写真、弟が市民権とった時の写真、「アングラテロ組織と繋がりがあるかもしれない」というロシア当局からの通報を受けて兄がFBIの取り調べを受けた数年前の写真...どれもデータベースにあるのに全くヒットしなかったんだそうな...映画ならビビッと1分で身元が割れるのに。

しょうがないので捜査官は同じ映像を400回見せられて目にタコができという話ですよ。

MSP, TPM via Digg

Brian Barrett, Jamie Condliffe(原文1原文2原文3/satomi)