新しい情報収集の仕方を考える「ひとりRSSリーダー会議」

新しい情報収集の仕方を考える「ひとりRSSリーダー会議」 1

Googleリーダーに対する突然の「死の宣告」が始まり、ネット界隈ではちょっとした騒ぎになりました。

私もさっそく「livedoor Reader」と「Feedly」にフィードを移行させ、一段落したところです。興味深かったのは、知り合いのブロガーたちが一斉にRSSリーダーを乗り換えるか、何らかの対策に動いたこと。「まずはほかの手段を試してみる」というブロガーの習性を物語っていました。

この一連の騒動(と言っても一部ユーザーだけだと思いますが...)は、RSSフィードを考えるきっかけになりました。「そもそも複数のサイトを登録する必要があるのか」、「情報を得ることだけが目的化していないか」、「情報を得ることが、果たして日々の生活を豊かにしているのか」...などという具合に、私はひとりRSS会議に突入。その会議は夜を徹して行われ、RSSリーダーによる情報収集は存続させるが購読するサイトを絞る、という結論に至りました。

情報のダイエットをはじめます

RSS購読しているサイトを減らすという結論が出たので、さっそく仕分け作業に着手。私がRSSリーダーを使い始めて5〜6年は経過していたので、最近ではあまり見ていないサイトもいくつか存在していました。数えてみたら60サイトも登録されており、購読を止めるサイトの取捨選択をすることに。ここでライフハッカーよろしく「断捨離モード」で一気に0増5減ならぬ0増15減、つまり45サイトまで削減することに成功しました。

ただ残念ながら、登録サイト数を減らすことには成功したのですが、受信フィード数は相変わらず膨大な量になっていました。なぜこうなってしまったのか調べてみたところ、未読フィード数がすぐに1000フィード以上になってしまうサイトばかりが残っていたのが原因でした。

フィードが溜まりやすい温床

未読フィードが貯まりやすいサイトの特徴は、1日にたくさんのフィードを配信すること。たとえばギズモード・ジャパンは1日に15〜24フィード配信されています。兄弟サイトのライフハッカー[日本版]の18〜22フィードくらい。大手ニュースサイトの中には1日に130フィード(RSS広告含む)という大量のフィードを配信するものもありました。

フィードの多いサイトの購読を止めればフィードは減りますが、それでは情報収集の質を担保することはできません。ニュースサイトの購読を続けながらも、1日に飛んでくるフィード数を減らす方法を考える必要がありました。

登録サイトを減らさずにフィード数を減らすには

1日に何本も記事が更新されるサイトの場合、そのほとんどは記事フィードをTwitterに自動投稿しています。ということは、Twitterを日ごとにまとめてフィード受信できるTwilogを使えば日付ごとにまとめてフィード受信できるのではないか、と考えました。さっそく、Twilog経由でサイトをRSSリーダーに登録してみることに。以下でTwilogをリーダーに登録する方法を紹介します。

TwilogのRSSフィードを読み込んでみた

Twilogとは、Twitterのツイートをブログ形式で保存してくれるサービスです。多くのニュースサイトがこのサービスに登録されています。

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例えばギズモード・ジャパンのTwitterのTwilogはこちらのページからアクセスできます。

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Twilogの特徴は、日付ごとにTwitterの投稿がまとまって表示されるところにあります。これにより、日付ごとにフィード受信できるというわけです。

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サイトの右側に「Feed」というアイコンがあります。このアイコンをクリックすると、Twilog用のフィードが生成されます(ギズモードの場合はこちら)。

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RSSリーダーにはこのような感じで日付ごとに登録されます。

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例えば3月27日のフィードはこのような感じです。記事タイトルとURLがまとめて表示されています。

もちろんすべてのサイトがTwilogに登録されているわけではありません。あくまでもTwilogに登録されているサイトのみに適用できる方法です(ギズモードおよびライフハッカーは登録されています)。万能な方法ではありませんが、以前に比べて受信フィード数を減らすことができました。「未読フィードが溜まってしまって読み切れない」という人は、ぜひ試してみてください。

さてここからは、私がRSSフィードを受信するために様々な方法を試してみた失敗例と、Googleリーダーの替わりになりそうなお気に入りのRSSリーダーを紹介します。

失敗例1:TumblrをRSSリーダー替わりにしてみた

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IFTTTという、RSSフィードとさまざまなSNSツールやクラウドストレージなどを連携させるツールを使ってみました。このサービスを使うと、RSSフィードをFacebookなどのSNSに流したり、Evernoteに記事を保存したりすることが可能です。私はRSSフィードを、ほぼ放置アカウント状態であったTumblrに流してみることにしました。

しかしTumblrに一日に投稿できる数は限られているらしく、数時間で投稿の上限に達してしまいました。すべてのフィードを受信できず、この方法は失敗に終わりました。SNSにフィードを流すとフォロワーの方々に迷惑ですし、あまり効果的な方法ではありません。ということで、この方法はボツ。

失敗例2:GmailをRSSリーダー替わりにしてみた

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Feed2Mailというサービスを使って、GmailでRSSフィードを受け取ろうという方法も試してみました。Gmailであれば容量を気にすることはありませんし、便利な検索機能も使えます。Gmailをよく利用する人にとってはかなり使える方法ではないでしょうか?

ただ、フィードが飛ぶたびにプッシュ通知が飛んできます。RSSフィードは年中無休ですから、平日・休日関係なしにメールが届くようになります。気付いたらメールのバッチが軽く50を超えてしまいますので、この方法を試す際にはご注意を。私は24時間メールが飛んでくるのは耐えられず、すぐに止めてしまいました(笑)。この方法もお蔵入り。

お気に入りは「Feedly」

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やっぱりお気に入りのRSS受信方法は「Feedly」を使うこと。Googleリーダーから2日で約50万人ものユーザーが移ったというだけあって、レイアウトも使いやすさもピカイチ。スマホアプリのほうも読み込みが早いので助かっています。米ライフハッカー読者のなかでもナンバーワンだったようで、日米双方で人気のRSSリーダーです。それにしても、リリース当初はさほど注目されていなかったサービスが、このような形でブレイクすることもあるんですね。

ブロガーにとってRSSリーダーは命綱。Googleリーダーの終了は大変寂しいことですが、Googleも営利企業である限り仕方のないことなのでしょう。Googleリーダーに代わるサービスは今後も存続するようなので、引き続き大活用していきたいと思います。

安齋慎平