中国61398部隊がまたぞろ米国を標的にハック再開

2013.05.22 16:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

130521ChineseHackersResumeAttacksonUSTargets_NYT.jpeg


...え、やめてたの?って言われそうですが...

3ヶ月鳴りを潜めていた中国人民解放軍が米国をターゲットにサイバー攻撃を再開したと、NYタイムズが報じていますよ。

中国が米国政府・企業のシステムに不正侵入して設計図から臨床試験結果まで拝借してるって話は米国でもだいぶ騒がれて、この3ヶ月はウォールストリートジャーナル、NYタイムズを標的とするハックはピタッと止まっていたのですが...。セキュリティ会社マンディエント(Mandiant)と米政府の高官は「攻撃が再開した」と話しています。

今回も攻撃元は中国ハックのHQ、61398部隊のあるビル)らしく、記事にはご覧のように61398部隊のビルの写真もばっちり載ってます。だんだん遠慮が無くなってきてる気が...。

侵入され被害を受けた団体の名前についてはマンディエントも守秘義務があるので発表を控えています。「被害者の多くは部隊が前に攻撃したところと同じだ」とは言ってるので、だいぶヒントくれてるような気が一瞬したんですけど、よく考えてみたら「部隊が前に攻撃したところ」って言われてもコカ・コーラでしょ、ロッキード・マーティンでしょ、グーグルにアドビにノースロップ・グルマンにジュニパー・ネットワークス、ダウ・ケミカル、シマンテック...あまりにも手広くて全く絞り込めない!

ひとつだけはっきりしてるのは、以下の事実です。

この2ヶ月彼らは新しいサーバー群から同じ被害者を対象に攻撃を徐々に始め、こちらに探知されないままデータが引き出せるツールを沢山再挿入してきている。目下、前回の活動レベルの60-70%で稼働中だ(NYタイムズより)


つい先日、中国を初めて名指しで批判したオバマ政権にとっては面目丸つぶれ。中国側に攻撃をやめる意図がないことがこれでハッキリしたわけですが、じゃあ、米政府としてはどう出るのが一番なのか? それはちょっとまだわかりません。政府の方針が固まるまでは大企業も現実と付き合っていくしかなさそうですね。


New York Times

JAMIE CONDLIFFE(原文/satomi)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • サイバー・テロ 日米vs.中国 (文春新書)
  • 土屋 大洋|文藝春秋
・関連メディア