【ドコモ新製品発表会】「Galaxy S4」:フルHD有機EL液晶と期待以上に機能満載のフルスペックスマホ

【ドコモ新製品発表会】「Galaxy S4」:フルHD有機EL液晶と期待以上に機能満載のフルスペックスマホ 1

競合ひしめくAndroid市場において最も成功しているのが、サムスンによる「Galaxy」シリーズ。今回発表された「Galaxy S4 SC-04E」は、ドコモ夏モデルの中でも最も注目度の高い機種で、人気のGalaxy S3の後継機。世界で初めて5インチのフルHD有機ELディスプレイを搭載した、フラッグシップ機です。

ギズモードではNTTドコモから事前に触る機会をもらえたので、レビューをお届けします。

Galaxy S4 SC-04Eとは?

【ドコモ新製品発表会】「Galaxy S4」:フルHD有機EL液晶と期待以上に機能満載のフルスペックスマホ 2

Galaxy S4はサムスンが大きな期待を寄せる、次世代のフラッグシップ機。世界初となるフルHD対応の5インチ有機ELディスプレイ、Galaxyシリーズでは最速の1.9GHzクアッドコアCPU、Android 4.2、1320万画素のカメラ、32GBのROM、2GBのRAM、大容量の2600mAhバッテリーを搭載した、ハイエンドモデルです。

今年3月にニューヨークで行われた大々的な発表会でお披露目されたGalaxy S4は、Androidで現在世界最大の売上を誇るGalaxy S3の後継機として、大きな期待と注目を集めている最新鋭モデルです。

今回発表のS4は、ワンセグやおサイフケータイ、Xi、NOTTVといった国内のサービスにも充実対応していますよ。

一方で、米国で発表されたGalaxy S4最大の魅力の一つには、爆速パフォーマンス8コアのオクタコア1.6GHz(Exynos 5)搭載モデルが用意されていることでした。しかし残念ながら、日本で発売されるモデルは前途のクアッドコアモデル(1.9GHz Snapdragon 600 APQ8064T)になっています。

デザイン

【ドコモ新製品発表会】「Galaxy S4」:フルHD有機EL液晶と期待以上に機能満載のフルスペックスマホ 3

まず手に取ると、ディスプレイを囲むベゼルの細さと側面の丸みが実感できます。背面から側面にかけて緩やかにカーブしているボディで、手の平に馴染みやすくなっています。また背面パネルには黒と銀の光沢デザインも落ち着いた感じを出しており、また側面のヘアライン加工が高級感あるアクセントにもなっています。

20130514galaxys40220130514galaxys40320130514galaxys40420130514galaxys40520130514galaxys40620130514galaxys415

一方でS4の外見はS3と比べて大きく変化していません。また今回もボディはプラスチック製なので、デザイン性にこだわりたいユーザーにとっては面白みにかけるデザインかもしれません。

【ドコモ新製品発表会】「Galaxy S4」:フルHD有機EL液晶と期待以上に機能満載のフルスペックスマホ 4

背面カバーは取り外しができ、バッテリー交換が可能になっている点は、電池消耗が気になるスマホユーザーには嬉しいデザインです。搭載するバッテリーも大容量の2600mAhで、安心できる長時間の利用がさらに可能になっています。そのトレードオフとしては、Galaxy S4は防水には対応していないことは残念です。

サイズ

ディスプレイサイズが5インチにアップしたにもかかわらず、Galaxy S4のサイズ(高さ137mm、横幅70mm、厚さ7.9mm)は、Galaxy S3のサイズ(高さ136.6mm、横幅70.6mm、厚さ8.6mm)から殆ど変わっていません。そしてS4では厚さがS3と比べ約0.7mm薄くなったことで、全体がより細くなり握りやすくなっているデザインになりました。手に取ったったことはとても素晴らしく、手に取った時には出来栄えの

ただ自分を含めてiPhone 5や4インチ前半の画面サイズに慣れている人にとっては、5インチの画面は大きく、片手での操作は難しく感じます。

【ドコモ新製品発表会】「Galaxy S4」:フルHD有機EL液晶と期待以上に機能満載のフルスペックスマホ 5

Galaxy S4をiPhone 5と外観を比較してみました。5インチに大型化したS4のサイズがかなり大きくなっていることがわかりますね。

20130514galaxys41220130514galaxys41420130514galaxys41920130514galaxys42020130514galaxys421

ディスプレイ

【ドコモ新製品発表会】「Galaxy S4」:フルHD有機EL液晶と期待以上に機能満載のフルスペックスマホ 6

Galaxy S4最大の魅力はその美しいディスプレイです。ディスプレイは、1080p HDで441ppiのピクセル密度を持っています。しかしこのレベルになると数値での比較を裸眼で把握することは不可能になるので、実際に手にとって見ていただくことが1番分かりやすいでしょう。

【ドコモ新製品発表会】「Galaxy S4」:フルHD有機EL液晶と期待以上に機能満載のフルスペックスマホ 7

S4のディスプレイは、これまで見たスマートフォンの中でも最高級と言えます。とりわけ特筆すべき点は、画面の色が引き立ち、際立ったシャープさが圧倒的な違いを生みます。高い彩度、コントラスト、精細さを兼ね備えているので、写真や動画は鮮やかに、文字はシャープで読みやすくなっていました。画面全体が明るくコントラストが高く感じられ、人肌はより自然に、明るい色はより鮮やかに映し出され、大変見やすい印象でした。動画や画像閲覧、電子書籍にはオススメです。

【ドコモ新製品発表会】「Galaxy S4」:フルHD有機EL液晶と期待以上に機能満載のフルスペックスマホ 8

S4はワンセグにも対応。ですがフルHDディスプレイの画質を最大限に活かすなら、できるだけ早くフルセグ対応に期待したいところです。

【ドコモ新製品発表会】「Galaxy S4」:フルHD有機EL液晶と期待以上に機能満載のフルスペックスマホ 9

iPhone 5と比較した場合、ピンクや青の色彩はより鮮やかに、黒はより深みのある色で表現されます。

カメラ機能

【ドコモ新製品発表会】「Galaxy S4」:フルHD有機EL液晶と期待以上に機能満載のフルスペックスマホ 10

Galaxy S3のもう一つの魅力は、充実したカメラ機能です。カメラは背面の13メガピクセルカメラに加え、正面右上2メガピクセルの前面カメラを装備します。メインのカメラはS3から大幅に画素数が向上し、また二つのカメラを同時に起動させ一枚の写真に合成する「デュアル・カメラ」機能が付いています。

20130514galaxys42720130514galaxys42820130514galaxys42920130514galaxys430

またカメラアプリも充実しています。「ドラマ」や「ベストフェイス」、「シネマ」や「パノラマ」など12の撮影モードが用意されており、その瞬間に最適な機能を選んで写真を加工することが可能です。モード切り替えもホイール式のメニューとグリッド型のメニューに表示切り替えができるので、直感的に素早く選ぶことが出来る点も良いと思いました。

また簡単にアルバムを作れる「ストーリー・アルバム」機能なども付いています。スマートフォンをデジカメとして使用する人にとってS4はまさに、カメラと編集ツールが一つに入ったデバイスと言えます。

使用感

Galaxy S4には数多くの機能が付いています。例えば「グループプレイ」機能。これは同じWi-Fiを使うことで、音楽や動画やゲームなどを友人と共有できる機能で、マルチプレイゲームや音楽の同時再生が楽しめる機能だ。「スマートスクロール」機能は、端末を傾けることで自動で画面がスクロールできる。「スマートポーズ」は、動画再生中に画面から視線を逸らせば自動で停止する機能。例えば「Sプレビュー」機能は、画面に指を近づければサイトやアプリ内の情報が自動で拡大されて内容が確認することができる。

このように数多くの機能が追加されています。「視線検知機能」や「タッチレス操作」というとかっこ良く聞こえますが、実際には部分的なものでしかありません。そしてGalaxy S4を入手しても、これらの機能を使うことはほとんど無いと感じます。その理由はというと、単純に使いづらいと感じたからです。例えばスマートスクロール機能は、動きがぎこちなかったり傾き具合によって動作が変わったりするので、使っていてイライラさせられることがありました。またスマートポーズ機能の視線検知もアイデアはいいと思いましたが、実用的とは感じられませんでした。端末を触ってみて、今後も使用し続けたいと思った機能は、一つも見当たらなかったというのが、正直な意見です。

これらの機能は設定でオフにすることができるので、使わないと決めれば無視することは可能です。新しく機能を追加することは悪いとは思いませんが、S4では周囲の期待に答えようとするあまり、話題性の高い機能を過剰に詰め込み過ぎたのではないかと思ってしまいました。

この部分に不満と疑問を感じましたが、それ以外は満足度の高い端末で、高性能なAndroidスマートフォンとしての機能が充実していました。例えばカメラの撮影は操作が簡単かつ、細かい設定にまで配慮しているところは便利に感じました。

ディスプレイは前世代のS3や他社のスマホと比較しても、文字の読みやすさと色の美しさが際立っていました。そして本体が薄くなりながらも、バッテリーが2600mAhと大容量に進化したことも評価したいですね。もしS4をS3と比較するなら、間違いなくS4を選ぶでしょう。それほどまでに機能やスペックが向上していました。

視線検知やジェスチャーを使った機能は、今後のアップデートで改善されより実用的になることに期待したいです。

最後に気になる点を一つ

それはオクタコアのバージョンが今後発表されるかどうかについて。Galaxy S3が2012年春に発表された時、登場したのはデュアルコアモデルでしたが、10月には上級モデル「GALAXY S III α SC-03E」としてクアッドコアモデルが発表されているのです。このことからも、日本でも今後オクタコアモデルのGalaxy S4が出る可能性があると考えてしまいますよね? 

半年後辺りに国内初となるオクタコア搭載スマホが登場するかもしれない。そう思われる方は、最速CPUのパフォーマンスを試せる機会が来る時を待った方が良いかもしれませんね。

もし新しいスマホが好きで、スマホのヘビーユーザーの方でしたら、Galaxy S4は間違いなく素晴らしい端末です。S4の世界初となるフルHD Super AMOLEDディスプレイ(5インチ、1,920 x 1,080ピクセル解像度、441 ppi)は圧倒的な高画質で、iPhone 5の4インチディスプレイ(1,136 x 640ピクセル解像度、326 ppi)を完全に凌駕しています。またさらに薄く軽くなったデザインと、大きくなったバッテリー容量も魅力です。

ネットや動画、電子書籍を普段から見る人にとっては、S4の価値はとても高く、ワクワクさせてくれるAndroidスマートフォンだと思います。

スペック

サイズ:137 x 70 x 7.9mm

重量:132g

ディスプレイ:約5インチ フルHD有機ディスプレイ

OS:Android 4.2

CPU:クアッドコア1.9GHz

カメラ:1,320万画素

バッテリー:2600mAh

メモリー:32GB ROM / 2GB RAM

その他:Xi、NFC(FeliCa対応)、ワンセグ

Galaxy S4の発売は5月下旬の予定です。

NTTドコモ

鴻上洋平