なぜグーグルが好きなのか? CEOラリー・ペイジがGoogle I/O基調講演であらためて語ったこと[ #io13 ]

なぜグーグルが好きなのか? CEOラリー・ペイジがGoogle I/O基調講演であらためて語ったこと[ #io13 ] 1

GoogleCEOであり共同設立者ラリー・ペイジ(Larry Page)氏Google I/Oの基調講演をちょっとセンチメンタルなスピーチでしめくくりました。

なんとなくCEOっぽくなくて、心から世界を変えることができると考えているココロ熱き男というかんじでした。そして、かつてのグーグルの事、これからの事、1つの企業の域をはるかにこえているけれど出来る事はまだまだ沢山あるということをリマインドさせてくれる素敵なスピーチでした。

まずペイジ氏の父親の話からはじまりました。ペイジ氏の家族はロボット工学のカンファレンスを見るために国中をで駆け回っていたそうです。テクノロジーの広い世界にふれた事は、宇宙のように広がっていく彼自身の可能性への入り口を開くのに十分なきっかけを与えてくれたし、若い頃にそんな体験が出来た事はとてもラッキーだと語りました。若者にグーグルでそういったような体験をしてほしいというニュアンスもただよわせつつ。

そして、スピーチの中盤でグーグルの過去18ヶ月を要約するようなフレーズを口にしました。「私たちは素晴らしいものを創るべきです。それは、まだこの世に存在していないもの」。プラットホーム戦争にフォーカスするのではなく、他の企業を蹴落とすことでもなく、小さいスケールの反復を目指すことじゃない。例えば、Google Glassみたいな野心満々なもの、誰も実現不可能だって思うなものを創りだすことをを目指しているんです。

意識していようがいまいが、最近グーグルはその哲学を映し出しています。品質をキープし、ギーク・サービスを充実させつつ、強い願望や好奇心の範囲を広げています。そしてアウトプットされたのがGoogle Glass、無人自動車の第一歩、めちゃめちゃお手頃なChromebooks、高速インターネットなどがそうです。

ペイジ氏は、もっとこういったプロジェクトを進めていきたいけれど、小さいスケールの事を作業しているうちに、そのチャンスを断念している現状がある事、そいうった状況を変えていかなければならない事も語りました。例えば、「1ドルのスマホを作るのか?」という質問に対して「1ドルなんてほぼ不可能だし、50年とか遠い将来の事を考えるなら、あなたが何にどうやって投資するか? どうやって稼ぐか?」というビジョンが変わってくると思います。必要なのはあなた自身の考えを深く理解することなんです」と。

また、ペイジ氏は彼の子供たちとGoogle Glassをどうやって使っているかを語りながら、グーグルは実際に人々を実用的な方法で助けることが出来ると語りました。ちょっと意地悪な見方をすればセールストークだよなぁって思いますけど、彼は検索やグーグルが人々の生活を簡単にし、時間を有効に使い、より家族が一緒の時間をすごせるように変えられると前向きに考えている語り口でした。少し哀愁を帯びたようなかんじで。

コンピューターは人々を助けるためにあるはずなのに、まだちゃんとその問題を整理しきれていない。私たちは人々の問題を解決する事ができ、副作用としてその人達が探している事柄についての教養を学べるようなコンピュータ・ソフトウェアをつくらなければならない。そして、皆がその様な体験をしたくてコンピューターを購入するようにしたいんですと語りました。

ペイジ氏は沢山の合理的な発想を持っていて、しかも急進的に見えます。彼は法律と医学分野に関しての進歩を求めているんです。もし、法も規制も無く人々が自由に実験ができる世界になったら...。彼はグーグルがトライしたい新しくて奇妙なものに対する制限の厳しさが有ること、新しい領域もテクノロジーでよりよいものにする必要があるのに、その実験のためのメカニズムを構築する事ができていないという現状や、あまり世界が早く変化してほしくない人が多すぎる事を悲しんでいながらも、本当に世界を変えていこうという強い気持を感じさせるスピーチでした。

バカげた話に聞こえるかもしれないけれど、スピーチを聞いてるうちにラリー・ペイジを信じたくなり、ひいてはグーグルへの期待へとつながっていく、そんなスピーチでした。

-Kyle Wagner(原文/junjun)