OMA設計の中国の証券取引所。ニックネームはミニスカート。

OMA設計の中国の証券取引所。ニックネームはミニスカート。 1

金融機関、特に市場に関係するような建物は「安定性」を前面に押し出すデザインの建物が多いものです。

そんな固定観念から自由に解き放たれてデザインされたのが、来月オープン予定の深圳(しんせん)証券取引所です。設計はOMA。古風なビルが並ぶウォールストリートとは全く異なり、この建物はかなり挑戦的な構造をした建物です。足元は、これまでにない位のすごい長さの片持ち梁となっています。

証券取引の多くは、webで行われています。それでも、深圳証券取引所のアイコンとなるのはホームページではなくて、この建物になるでしょう。たとえこのビルの大部分の機能が証券取引所の機能がではなくてレンタルオフィスだったとしても。

実はこの建物はそのアイロニーも表現しています。この巨大な浮いている駆体は「経済的なリスク」を表しています。そしてそれをレンタルオフィスが支えるのです。

「深圳ではほとんどの業務がweb上で行われており、建物の意義は実務のための空間というよりは市場を体現するという意味合いが強い。株式市場の本質は投機。それは重力に依存するのではなく、資本に拠る」とOMAは説明します。

3フロア分の演壇のようになっている所は地上から30メートルの所に浮いています。ここには証券取引所の機能がほぼ全て入ります。ここは、鉄のスーパー柱によって46フロアのタワーと接合されています。

写真だと全然、スケール感が分からないと思いますが、浮いている所の屋上にある屋上公園の長辺はサッカー場2つ分の幅です。広っ!

こんな構造を可能にするには、一体どれ位の鉄が必要なんでしょうか? よくは分からないですが、ものすごい量が必要だという事は分かります。

OMA設計の中国の証券取引所。ニックネームはミニスカート。 2

OMA設計の中国の証券取引所。ニックネームはミニスカート。 3

OMA設計の中国の証券取引所。ニックネームはミニスカート。 4

OMA設計の中国の証券取引所。ニックネームはミニスカート。 5

Guardianによると、この建物にはすでにニックネームが付いているそうです。中国のOMAの代表作CCTVのあだ名はビッグ・アンダーパンツですが、こちらはミニスカートだそうですよ。

Dezeen, images by Philippe Ruault]

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