CMYKフルカラー印刷をマーカー4本だけで模写する猛者集団「ヒューマン・プリンター」(動画あり)

かつて20世紀ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホルは「機械になりたい」と語り、1960年代からシルクスクリーン印刷で作品を量産し始めます。しかし21世紀に入り、ついにウォーホルを超える機械の体を手に入れた人間たちが登場したようです。

アート学生たちによって結成された「ヒューマン・プリンター(Human Printer/略してHP!)」は、なんと機械による印刷をマーカー4本(CMYK)だけで模写する人力印刷集団。さて、一体どのように印刷ができるのか紐解いてみましょう。

まず、オンライン注文システムで高解像度の画像を送ってください。すると、ヒューマン・プリンター(通常11名ほどが所属)が、皆さんから届いた画像をモノクロのCMYKチャンネル(シアン・マゼンダ・イエロー・ブラックの4色)に分解します。あとは、トレーシングペーパーにマーカーでひたすらドットを打って模写。

すると数時間後... フルカラー印刷が見事に完成します!

CMYKフルカラー印刷をマーカー4本だけで模写する猛者集団「ヒューマン・プリンター」(動画あり) 1

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なぜ、彼らはわざわざ自らを苦行の道へと誘うのか? そんな疑問がわいてきた方もいるかもしれません。Louise Naunton MorganさんとStina Gromarkさんはこのプロジェクトを、デジタル時代における「ハンドメイド」の意味をさぐる黙想だと説明します。

「ほかのプリンターと違い、ヒューマン・プリンターは印刷する度に唯一無二のイメージを生み出します。デジタル・プリンターと同じプロセスを辿りながら、ヒューマン・プリンターは自らの手で印刷を行っています」

グーグルのアートプロジェクトは人間の手によって生み出されたアートをデータ化していますが、ヒューマン・プリンターはまさにその逆を突いていますよね。それにしてもすごい!

Colossal

Kelsey Campbell-Dollaghan(Rumi 米版