元スキミング犯が獄中から開発したスキミング防止マシン(動画)

自分の犯した罪を、自分でしかできない方法で償う。

現在大きな問題となっているスキミング犯罪を防止する機器を開発している男性がいます、彼の名はバレンティン・ボアンタ(Valentin Boanta)。スキミングに熟知している彼だからこそ作ることができるマシン。そもそも彼が何故スキミングに熟知しているかというと、なんと元スキミング犯だから。2009年にスキミング犯罪で禁固5年を受け、ただ今服役中。檻の中で、ボアンタ受刑者が6ヶ月をかけて開発したのがスキミング防止マシンSecure Revolving System(SRS)です。

SRSは、既存のATMにアタッチして使うタイプなので、様々なATMに対応できます。現在行なわれているスキミングは、カードの磁気テープを縦によみこんでいくもの。動画にあるように、SRSはそもそもカードを横向きに入れることで、現在ある全てのスキミングを防止することができます。

ボアンタ受刑者は、増えるスキミング犯罪の現状に自分も一役かってしまったことを後悔しており、「捕まって良かったとおもった。善のサイドで働く機会を得られた。犯罪は自分にとってドラッグのようで、捕まることでやっとそこから抜け出すことができた。だからこそ、それを防止するためにセキュリティの開発を始めたんだ」と語ります。

犯罪とそれを防止する技術はいたちごっこ。ボアンタ受刑者が開発した防止マシンも現在のスキミング犯罪を防止しますが、残念ながらいつか犯罪技術に出し抜かれてしまう日が来るかもしれません。犯罪を犯した過去はけして消えることはありません。しかし、自分の犯した犯罪の防止を考えるという彼なりの罪の償い方で、多くの人が救われるというのもまた事実。

Reuters via Ars Technica

そうこ(ASHLEY FEINBERG 米版