iOS 7がAndroidから盗むべきものは、これ!

2013.06.05 12:00
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設定へのアクセスをもっとラクに。

来週発表されるであろうiOS 7には、キャッチアップすべきことがいろいろあります。かつてアップルの独擅場だったモバイルプラットフォームにおいては、数の上ではAndroidがトップになっています。今のiOSは、見方によってはWindows Phoneにすら遅れを取っている部分があります。もちろんiOSは基本的に安心して使えるものですが、競合他社からヒントを得るべき点もあります。そんな「マネすべきこと」のリストがあるとすれば、先頭に来るのはおそらく設定へのアクセスをもっと簡単にすることです。

iOSの設定のあり方には、良い面もあります。基本的な設定はすべて1ヵ所に集まっているし、個々のアプリの設定も、アプリ内で可能です。アプリの中でシステムレベルの設定を探し回る必要はないし、オプションが複数の場所に分かれてできたりすることもありません。設定アプリがあって、ほぼそれだけです。つまり、シンプルです。

ただ、たとえば画面の明るさや機内モード、Wi-Fi設定といった重要な機能が設定アプリの中に埋もれていて、それらをアクセスしやすいところに移動することはできません。通知センターやマルチタスクパネルからのショートカットを置くこともできません。iOSが他のプラットフォームより遅れている点の中でも、この設定回りの融通の利かなさ加減は最大の問題かもしれません。

競合プラットフォームの進化とともに、ソフトウェアの動き方も変化しています。ホームスクリーンやジェスチャーで簡単に出せるパネル(通知センターとかマルチタスクパネル)は、単なるアプリのショートカット表示エリアじゃなくなってきました。それらは、あらゆる操作のためのハブなのです。でもiOSは、そういう構造になっていないんです。

Androidだと、このへんの基本的な設定にはもっと簡単にアクセスできます。Jellybean 4.2なら、画面右上から2本指で下にスワイプすると画面の明るさやWi-Fi設定が表示(下画像)されます。iPhoneユーザーにNexusを渡して基本的な使い方を教えると、たいていこの機能が気に入られます。これこそ、アップルがまず盗むべきものです。


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以前iPhoneのロックスクリーンを提案していたブレント・キャスウェルさんも、iOS 7の想像(希望)図を作っています。仮に設定回りが変わって、それが新しいフラットなデザインと一緒になるとどうなるか、が示されています。あくまで想像なので、こういった機能とか外観になるかどうかはまったくわかりませんが、期待するような変化がいろいろ盛り込まれています。


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画像の左ふたつは、Safariから設定を呼び出してるところですね。マルチタスクパネルを立ち上げて(画像中央)、その上部をさらに上にドラッグすると、従来は設定アプリの中にあったSafariの設定画面が立ち上がるイメージになってます。

画像の一番右は、設定アプリを立ち上げたところです。従来と違って、Wi-Fiのオンオフとか画面の明るさ調節といった素早くアクセスしたい項目が先頭に集まっています。また、設定項目はこれまで「一般・サウンド・明るさ/壁紙...」とか「iCloud・メール/連絡先/カレンダー...」みたいにグルーピングされていましたが、この画像ではすべてひとつのリストになっています。色もモノトーンに赤と青がちょっと入ってるくらいで、全体的にすっきりとしています。

アップルにしてもグーグルにしても、今までだってお互いの機能をマネしてきました。たとえばiOS 5でドラッグダウンすると通知センターが表示されるようになりましたが、それはAndroidにはずっと前から存在していた機能でした。グーグルのハングアウトで統合メッセージング機能が実現! って言っても、Windows Phoneには2011年からそれがありました。

iOS 7は、こういう個々のナビゲーションだけじゃなく、もっと大きな考え方も進化してるだろうとは思います。でももし、誰かのマネすることで手っ取り早く改善できる点があるとしたら、上に書いたようなことがそれにあたるんじゃないでしょうか。


Kyle Wagner(原文/miho)

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