「夏は涼しく、冬は暖かい家」ができる窓用シート、産総研と住友化学が開発

「夏は涼しく、冬は暖かい家」ができる窓用シート、産総研と住友化学が開発 1

窓に貼るだけで省エネ。

寒い冬の間は太陽の光がありがたかったのに、夏になったらブラインドやらよしずやらで一生懸命日陰を作っている今日この頃です。でも、そんな風に季節ごとに太陽への態度を変える必要が(少なくとも屋内では)なくなるかもしれません。

日本の産業総合研究所住友化学のコラボで、窓から入ってくる太陽光の量を調節するシートが開発されたんです。そのシートでは、自動的に夏の間は入ってくる光を少なくして、冬にはより多くの光が入るようにすることができるんです。シートなのでもちろん電気なんか使わないのに、エアコンやストーブの利用は抑えられて省エネできます。

でもそんなこと、どうしてできるんでしょうか? この技術では、太陽の位置をうまく利用してるんです。シートが薄いプリズムみたいに働いて、太陽光が季節の変化とともにに違う角度で射しこんでくることを生かしています。つまり冬にはたくさんの光を通して、夏には光を外に反射してしまうってことです。

しかもこのシートは透明で景色も普通に見えて、外観にも影響がないので、季節に応じて張り替える必要もありません。残る課題は既存の窓に簡単に貼り付ける方法のみで、関係者は2~3年後の実用化を目指しています。

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Tech-on!、Image by NemeziyaShutterstock

Andrew Liszewski(原文/miho)