日本の伝統文化にインスパイアされた照明コレクション、パリで公開

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Wieki Somersさんは、ロッテルダムを拠点に活動するオランダの家具デザイナー。ちょっと独特な最新コレクションを製作するため、彼女が今回向かったのは日出づる国...つまり日本でした。彼女は日本で、侍の旗印や芸者文化、庭園にインスピレーションを受けたようです。

「Mitate(見立て)」と呼ばれるこのシリーズは、物の意味やそれが生み出す体験を刷新するため、まるでそれが別の物であるかのようにじっと観察し、かつての習慣とは一線を画す物体認識を表現したそう。風変りなデザインを通して、古来の物をあらためて興味深い対象として再構築しています。

たとえば、「Chuugi(忠義)」という名のランプはその最たる表現かもしれません。これは芸者が自分の肌を隠すために使った布地をベースに、傘のような形に仕上げています。

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「Jin(仁)」ランプには、もう少し説明が必要ですね。これは、侍が己の軍を示すために武具と一緒に使った旗印からインスピレーションを受けています。

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「Rei(礼)」は、伝統的な日本人形から着想を得ていますが、同時に笠のようにも見えますね。

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「Gi(儀)」は、土台となる岩に何かしらの意図があるとすれば、禅の石庭をイメージしたものでしょう。

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ちなみに、伝統的な水彩画法で描かれたコレクション全体の下絵も公開されています。用紙は茶封筒でしょうか。郵便番号の枠線から察するに、上下逆さまに使っているようです。

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このコレクションは、9月21日までパリのGalerie Kreoで展示されているそうです。違う文化圏のアーティストが日本の伝統をどう読み解いたのか。その過程における感性の対話が聞こえてくるような、興味深いコレクションですね。

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Galerie Kreo via Dezeen

LESLIE HORN(Rumi 米版