Windows 8とAndroidのハイブリッドマシン、サムスン発

Windows 8とAndroidのハイブリッドマシン、サムスン発 1

ふたつの意味でハイブリッドなATIV Q。

サムスンがロンドンで開いたイベントで、Windows 8タブレットが2機種発表されました。ひとつはごく普通のWindowsタブレットですが、もうひとつはかなりの変わり種です。今どき、変なやつの方が気になるってことで、そちらからご紹介します。

ATIV Q

サムスンの一番面白いタブレット端末ATIV Qは、ふたつの意味でハイブリッドマシンです。まず、タブレットとラップトップのハイブリッドです。キーボードとスクリーンは角度自在なヒンジでつながっていて、キーボード部分を完全にたたみこんでフラットにすれば、タブレットになります。ラップトップとして使う場合は、普通のラップトップのようにキーボードのすぐ上から画面が立ち上がる形にもできるし、キーボードの少し上に浮かせたような形にもできます。また、画面をキーボードの反対側に倒してスタンド型にもできます。

そしてもうひとつのハイブリッドの意味は、OSとしてWindows 8とAndroidの両方を搭載しているってことです。察するに、せっかくタブレットとラップトップのハイブリッド機を作っても、Windows 8のタブレットアプリがまだ充実してない...って状況を補うための策なんじゃないでしょうか。ユーザーの目的に応じて、Windows 8モードとAndroidモードを切り替えながら使います。それぞれ設定とかアプリは別々ですが、ファイルやフォルダは共有可能です。Windows 8はRTではなくフルバージョン、Androidは4.22(Jelly Bean)、Google Play Storeももちろん使えます。

OSの切り替えはすごく速くて、ボタンひとつ押すだけです。再起動とか面倒な手順はなく、きわめてシームレスです。Windows 8のホームスクリーンにAndroidアプリを置いておくこともできて、便利です。

ATIV Qのもうひとつの特長はタッチスクリーンにあります。13.3インチのgHD+ディスプレイは解像度が3200x1800ピクセルで、PPI(1インチあたりピクセル)は275とGoogle Pixelの239PPIを軽く超えています。サムスンはこれを「世界最高解像度のディスプレイ」としています。視野角は170度ですし、明るい日光の下でもはっきり見えます。かなり良さげです。

プロセッサはIntelの最新Haswellを搭載していて非常に高速です。またスタイラスのS Penも付属しているので、グラフィックデザイン関係の人ならたくさんつまったピクセルを存分に活かすことができます。

厚さは0.54インチ(約13.7㎜)、重量は2.84ポンド(約1288g)です。タブレットとしてはかなり分厚く重いですが、ラップトップとのハイブリッドとしては悪くありません。最近のハイブリッドマシンというとAcerのR7がありますが、これらはまったく違うものですし、プロセッサの性能や解像度という意味ではATIV Qの方が優位です。

ATIV Tab 3

Windows 8とAndroidのハイブリッドマシン、サムスン発 2

ハイブリッドじゃない方がお好みの方向けのごく素直なタブレットATIV Tab 3は、10.1インチスクリーンのWindows 8タブレットです。厚さは0.32インチ(約8.1㎜)、重量も1.2ポンド(約544g)で、「世界最薄のWindows 8タブレット」だそうです。と軽量です。フルサイズタブレットとしてはかなり良い線ですが、他のプラットフォームも含めると、ソニーのXperia Tablet Zの厚さ0.27インチ(約6.9㎜)、重量1.146ポンド(約520g)にはかなりません。他の特徴としては、バッテリーライフが10時間、S Penも付属、といった感じです。

どちらの端末もイギリス向けの発表で、米国や日本での発売については言及されていません。1台で2度おいしいマシンはお得感もあるし、気になりますね。

Brent Rose(原文/miho)