狙った相手を被ばくさせる兵器製造の男2人逮捕

狙った相手を被ばくさせる兵器製造の男2人逮捕 1

ニューヨークの男ふたりが「イスラエルの敵を人知れず被曝」させる致死量照射可能なモバイルのX線兵器を造っていたことがKKK最高幹部からの通報で発覚、6月逮捕されました。

訴状によると、逮捕されたのはGE(ゼネラルエレクトリック)機械工グレンドン・スコット・クローフォード(Glendon Scott Crawford、49歳)と元同社契約社員でソフトウェアの専門家エリック・J・ファイト(Eric J. Feight、54歳)。

「トラックに積んで持ち運べて、検知されぬまま遠隔操作でオン&オフ切り換えできる産業用グレードのX線装置」の製造目指して、去年KKKとユダヤ系団体複数に売り込みと資金繰りに駆け回って足がついた模様です。

浴びると数日後に謎の死を遂げる、というのがシナリオで、クローフォード容疑者は「スイッチひとつで広島(原爆のこと)が見舞える兵器」と豪語していたそうですよ...いやはや...うなだれる姿は結構まともに見えるんだけど...分からないものですね...。

通報を受けて数週間以内にFBIはKKK内部に内通者を配置し、覆面捜査官がバイヤーのフリしてクローフォード容疑者にX線管を渡すなどして技術仕様を入手、証拠固めをしました。検察側はふたりに懲役最大15年を求刑中。

気になる性能ですが、遠隔操作できるモバイルの装置は確かに完成していたのだけれども押収してみたら全く使えない代物で、けが人はゼロとのことです。

国際連合放射線影響調査科学委員会米国代表のフレッド・メトラー博士(Dr. Fred Mettler)は、照射範囲を狭めることは可能だけども、加速器に膨大な電力が要るので小型化は厳しいし、狙った相手が長時間じっとしてないとムリなので、そんなもん作れるわけないだろうって話してますよ。

「路上で誰かを撃つ銃の感覚で使えるものは私の知る限り皆無ですね」という博士の談話を読んで少しホッとしました...。

Times Union via NPR, AP, Image Credit: Saulius L/Shutterstock

satomi(CASEY CHAN/米版