グーグルでは、どんなコンテンツがどうして削除されてる?

グーグルでは、どんなコンテンツがどうして削除されてる? 1

各国の検閲具合を可視化。

インターネットでは、情報や思想の自由な流れが重視されています。日々やってることは些細な情報検索とかちょっとした思いつきの書き込み程度であっても、根底にはそんな自由を重んじる考え方があるからこそ、日々快適に使えている面もあります。

でも完全に野放しってわけじゃありません。政府機関がネット上のコンテンツに注文を付けるのは、PRISMが今大問題になっている米国に限ったことじゃなく、裁判所や警察からの要請でネットサービス事業者がコンテンツ削除する例は多々あります。そんな事案について、グーグルでは透明性レポートを公開しています。上のグラフは、セバスチャン・サドウスキーさんがこのレポートのデータを可視化したものです。

このインフォグラフィックスを見ると、各国でGoogle検索やYouTubeといったサービスに関して定常的に削除要請を出していることがわかります。たとえば2012年7月~12月の半年間では、一番多く削除要請をしていたのはブラジル、次が米国、ドイツの順でした。削除理由は「名誉毀損(Defamation)」「プライバシーとセキュリティ」「成人向けコンテンツ」といったものが多くなっていますが、国によっては「政府批判(Government Criticism)」も取り締まられています。

ネタ元のvisual.ly上では、グラフをクリックしてさらに詳しい中身を見ていくことができます。下のグラフで任意の国にマウスオーバーすると、その国での削除要請のサービス別内訳と、理由別内訳を時系列で見られます。このグラフでは国別の削除要請件数とともにインターネットユーザーの割合も示していて、それらのギャップも見られます。

たとえばブラジルは697件と米国に比べて倍以上の削除要請をしてるんですが、インターネットユーザー率は45%と米国の78%の6割以下です。ちなみに人口はブラジルが約2億人弱、米国が約3億1000万人なので、率だけじゃなく実数で見てもこのギャップははっきりしてます。逆にたとえば日本のインターネットユーザー率は80%ですが、削除要請件数はたったの9件にとどまっています。

グラフの国名部分をクリックすると、グーグルの透明性レポート本体にリンクして、削除されたコンテンツやその理由について詳細な内訳が見られます。

検閲とか普段あまり意識しないことですが、削除要請の頻度がネット上の自由度を表すものだとすれば、日本は相対的にのびのびやってる...ってことなんでしょうか? 

Lily Hay Newman(原文/miho)